新ジェイス
http://forums.mtgsalvation.com/showthread.php?t=333618

Jace, Memory Adept 3UU
Planeswalker - Jace (M)

+1:Draw a card. Target player puts the top card of his or her library into his or her graveyard.
0:Target player puts the top ten cards of his or her library into his or her graveyard.
-7:Any number of target players each draw twenty cards.

4


ジェイスは新カードらしい。ソースはサルベ。

しっかし弱いな。
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》と比べると悲しくなってくる弱さ。スタン禁止カードと比較しても仕方ないかもしれないけど、ジェイスの名を冠するものだけに比べたくなっちゃうよね。

なんだかんだで《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(M11)》ぐらいの強さはあるし1枚か2枚ぐらいならコントロールデッキに居場所はありそうなのかな。

ところでなんでこのカードはJace, the Memory Adeptじゃないんでしょうか。
theが付くには特別な条件が必要なのかな?
暑いならむしろ青単考えるべきなのか。

「暑い」
4 《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》

4 《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4 《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》
4 《火葬/Incinerate(10E)》
4 《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》
4 《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》
4 《よろめきショック/Staggershock(ROE)》
4 《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》

20 《山/Mountain(NPH)》
4 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》

焼く。それ以上でもそれ以下でもない。

過去最強クラスの火力が勢ぞろいのこの恐るべきデッキは瞬く間に対戦相手を地獄の業火へと突き落とすだろう。節電対策で冷房を控えているような相手には特によく効く。
当然相手のライフを狙いにいくカードばかりなので、特にプレイングスキルがどうこうというデッキではない。もちろん初心者にもお勧め。
夏の始まりを予感させる季節感満載の60枚だ。
マジック2012カードイメージギャラリー
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/magic2012/cig

m12のミニサイトが公開された。それと同時に多くのカードが判明。

その中でも注目は何と言っても赤ッ!!

ゴブリングレネード(日本語では「ゴブリンの手投げ弾」)再録でwktkしてたのはほんの序章に過ぎなかった・・・。

なんと渋面の溶岩使い再録だ。
その強さたるやレガシー級。赤1マナクリーチャーの中でも歴代最強クラスの一枚がカードパワーインフレの現代に蘇った。

オデッセイオンスロート期に同じく、現環境にはフェッチランドもあるので種には困らない。大地の真の宝の力をバカ者どもに見せつけてやろうではないか。

稲妻が落ちた?ならば火葬すればいい。
一部では火山の槌の再録も囁かれたが3点火力だが、さすがウィザーズわかっていらっしゃる。現代のカードパワーに慣れ親しんだ我々が火山の槌などという器に収まっていられるわけがない。

しかもM11落ちする10月までは稲妻との共存も可能。焼尽の猛火や噴出の稲妻といった優良火力とともに焼き尽くしてしまおう。

ちなみに今回の赤はリミテッド的にもヤバい。
3種のコモン火力に加え、攻撃強制を免れた5マナ4/4、4マナ3/3狂喜、相変わらずアンコモンに鎮座する爆弾カード「火の玉~ファイヤーボール~」とM10、M11の赤の悲惨さと比べると圧倒的なまでの凶暴さだ。

今後も赤から目が離せない。
禁止の是非について語っても決まってしまったものは仕方がない。
一トーナメントプレイヤーとしては、まず目先の日本選手権に向けて禁止後のスタンダード環境こそ先決すべき課題。

とりあえず禁止前のメタから。

存在する(していた)デッキは

・カウブレード
・双子コンボ
・石鍛冶系ビートダウン(ボロス、白緑等)
・赤緑ヴァラクート
・赤単(ゴブリン/祭殿バーン等)

やや使用率が下がって
・青黒コン
・青赤緑ターボランド
・吸血鬼

細かいローグ系を除けばこのくらいでしょう。
デッキタイプこそ多様に見えますが、大会上位に居座るデッキには石鍛冶ジェイスが採用されていたのは紛れもない事実。

既存デッキの今後について個別に考えます。

・カウブレード
石鍛冶というデッキの根幹が失われてしまったので消滅。
鷹は使えるので、最初期のようなカウゴーにすれば一応青白コンという形で残ることは可能かもしれない。ジェイスはベレレンにすればなんとかなるか。
いずれにせよデッキの大幅なパワーダウンは否めない。

・双子コンボ
ジェイスを失ったが、もともとこのデッキのジェイスはそこまで強力なカードではなかったので大したダメージはない。予感やその他のドローソースで充分補えるだろう。
各ビートダウンや赤緑ヴァラクートに対して速度負けせず不利がつかないということで次期環境ではそこそこやれそう。

・石鍛冶系ビート
石鍛冶が消滅したことによって、装備品がいれづらくなる。
すなわちコントロール系デッキに対して必要な持久力が削がれるということで、厳しい戦いが強いられそうだ。

白緑では蔦を採用するとその欠点がある程度解消されるが、そのようなシステムを積もうとするとデッキの速度が低下し赤緑ヴァラクートに対しての相性が悪くなりそうなのが辛い。

カウブレードが同系を意識するあまりクリーチャー除去をおろそかにしたというメタの隙間を縫って出てきた側面があるので、カウブレード無き今となってはあえて選択する理由を探すのは難しいかもしれない。

・赤緑ヴァラクート
ほんの数か月前までは猛威を奮っていたこのデッキタイプも、カウブレードの隆盛により一気に終わコン化した。
だがその憎きカウが死んだとなればこのデッキタイプの再興は誰もが考えるところだろう。

難点を上げるとすれば多くのプレイヤーに使われた実績があり、多くのプレイヤーがこのデッキを相手にしたときのプレイングに熟知していることだろう。
デッキの構造上固定スロットが非常に多く弄りにくい上、相手の動きに対して干渉できることが少なく極めて直線的な動きしかできない。完成されたがゆえの苦悩である。
他にも、外科的摘出というどんなデッキでも使えるアンチカードの登場の影響も定かではない。

・赤単
このデッキタイプはカウブレードに対して石鍛冶を軽い単体除去で処理することによって優位を築けるということで生き残ってきた。
殴打頭蓋と赤白剣というアンチカード登場後も、石鍛冶さえ処理してしまえばそれらが機能しはじめる前にテンポ勝ちしてしまえる。クリーチャー対策の手薄になったところを狙う、ある意味環境の調整役だったとも言える。

このデッキは赤緑ヴァラクートに対して速度負けしない高速ビートダウンなので、ビートダウンデッキを使用する際には筆頭候補になるのではないだろうか。
カウブレードに対して有効だった単体火力はヴァラクート相手ならそのまま本体に叩き込んでしまえばいい。

苦手とするコーの火歩きやファイレクシアの十字軍に対しても、祭殿と四肢切断という回答を得ているので自力は相当に高いはずだ。

・青黒コン
カウブレードの隆盛でヴァラクートに同じく終わコン化していた青黒コンだが、ジェイスというデッキの要をほとんど巻き添えのような形で失ってしまったのはあまりにも痛すぎる。

ヴァラクート全盛期には広がりゆく海や各種軽量ハンデスやカウンターでヴァラクートに対抗したが、ジェイス依存度の非常に強いこのデッキが今どこまでやれるかは非常に怪しい。

・青赤緑ターボランド
これも青黒に同じくジェイスデッキ。
というかジェイス以外のデッキパーツはトップメタに有効なパーツで構成された言わばメタデッキ。ヴァラクート全盛期に霜のタイタンが使用されていたのがカウの隆盛に合わせて業火のタイタンに変わったように。

足りないカードパワーをジェイスによって補っていた面が非常に強いので、今となってはよっぽどメタ読みに自信のある人でないと使えないのではないだろうか。

・吸血鬼
軽量除去によりカウブレードにはテンポを取り、クリーチャーデッキに対してもマラキールの門番が刺さり、コントロールに対してもカラストリアの貴人やサイド後のハンデスで対抗するなど器用なデッキ。

カウブレードが減れば当然黒緑剣も減るのでこのデッキタイプには追い風になりそうだ。
ヴァラクートにやや不利という難点こそあるが、赤単に同じく今後のビートダウンの最有力候補になりうる。
DN各所を沸かせているのでご存知の方も多いかと思いますが。


《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》がスタンダードで禁止カードに
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/148a

禁止に至った経緯とその説明
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/148


旧ミラディン以来久しぶりのスタンダードでの禁止カード。ほぼ6年ぶりか。

禁止に関しての説明によると、禁止理由は「スタンダードのあまりの多くのデッキに採用されており、デッキ構築において多様性を失わせた」から。
GPシンガポールでは二日目進出者の70パーセントが石鍛冶を、ジェイスにいたっては88パーセントが使用していたそうです。よくよく考えればとんでもない数字ですね。

禁止カードの制定は自社製品の欠陥を認めるものと考えるwotc社としては苦渋の決断だったと思われます。今後はこのようなことは無いようにデザインチームには頑張ってもらいたい。

この禁止に関しては賛否両論あるでしょうが、個人的には「仕方ない」の一言に尽きます。

この二枚には私もいい思いをさせてもらいました。
初めてプロポイントを得た大会で使用したデッキにこの二枚は入っていましたし、日本選手権の権利を得られたのもこのカードたちのお陰。
そして私をプロツアーへ招待してくれたのもこの二枚でした。

ただ、こういった成績を残せたことにおいて自分はそんなに努力してきたかというと答えはNO。
むしろ構築デッキはろくに調整せず、やっているのはドラフトばかり。

そんな自分ですら勝ててしまうんだから、この二枚のカードパワーは異常だということなのでしょう。
そりゃあ禁止されても仕方ないかな。

ただ、この禁止は7/1から有効なので少なくとも今週末まではこの二枚は使えるということでもあります。
最後の日本選手権予選が行われる今週末。各地で《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》と《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》の引退試合が数多く行われることになるのでしょう。
M12スポイラー
http://mtgsalvation.com/magic-2012-m12-spoiler.html

いつのまにかM12発売までもう一月切ってるんですよね。
傷跡⇒包囲戦のスパンが長かったので、この時期の新製品発売ラッシュは慌しいものがあります。

M12は日本選手権で構築、ドラフト両方に使われるので早いとこ情報得ておかないと、当日「このカード何?」状態になって困るので嫌でも興味は湧きます。

既に半分以上のカードがわかっていますが、現時点で判明済みのカードで構築に影響ありそうなのはゴブリングレネードでしょうか。
赤ではセットコンセプトとしてゴブリンプッシュしてるようなので、他に優秀なゴブリンが再録あるいは新規参入すればゴブリンデッキの返り咲きもあるかもしれませんね。

あとは《意外な授かり物/Windfall(USG)》撃てるウィザードは面白そうですね。
《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》に続く、禁止カードをクリーチャーにしてリメイクする企画はこれからも続くのかな。
《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》は《復讐蔦/Vengevine(ROE)》と共に今なお活躍する優秀なカードですが、3マナのこのカードは果たしてどうなるのでしょうか。
通りすがりの居酒屋の壁面に「みんなひとつに、がんばろう日本」って書いてあるポスターが貼ってあった。日本国国旗も一緒に描かれている。
東北関東大震災以後よく見られるようになったものだ。

震災以降よく見るこの「がんばろう日本」という標語だが、今回気になるのは「みんなひとつに」のほうである。

そう、これはAll Will Be Oneというファイレクシア哲学そのものなのである。
特にノーン率いる白の派閥は最もよく当てはまりそうだ。

近年の流れとして自由経済化での個人主義から、格差是正とか社会保障だとかを重視するようになりつつあるけど、今回のような大規模な自然災害はより一層そういう動きを加速していくのだろう。

数年後の日本は《ファイレクシア化/Phyresis(MBS)》してしまっているのだろうか。
流石に皮膚剥ぎ取ったりするのは嫌だけど。
30万ドラフト出る予定だったけど寝坊したのでDNでも書こう。

木曜:直前PTQ

参加者は120人ぐらい。
デッキはカウブレード。公式にも載ってるのでデッキリストは割愛。

1:エスパーブレード 2-1
2:白緑 2-1
3:白緑 2-0
4:青黒 2-0
5:赤単 2-1
6:青赤双子総督 2-0
7:双子ブレード 2-0
8:青白カウブレード 2-1

全勝で本戦権利獲得。

緑白や同系相手には赤白剣でダメージレース、赤単相手には殴打頭蓋、それ以外には緑黒剣でという具合な使い分け。

ろくに調整もしてなくて前日の夜中に作り上げたデッキだったけど、石鍛冶の初手率が高くてマリガンすればちゃんとハンドにきたり、無いハンドをキープしても《定業/Preordain(M11)》から引いてきたりとツイてました。

一応ニューファイ出る前には日本選手権予選で使ってたから基本となる動きとマリガン基準ができてたのは大きかったと思う。特にマリガンは重要。

金曜:本戦一日目

ブロック構築はノータッチだったので将軍アドバイスの下、簡単デッキである白単鋼で出場。
構築4-1、ドラフト1-2で二日目進出。

相性いいデッキと当たったこともあり構築はいい成績だけど、ドラフトはデッキは悪くなかったけど相手が強すぎたり事故ったりの不運。

土曜日:本戦二日目

ドラフト1-2、構築1-4

二日目は散々な戦績。

ドラフトは普通にデッキ弱かったのでまあ納得。初動4t目が当たり前では勝てるわけない。

構築は白単鋼を鬼のようにメタったデッキを踏みまくり、《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》やら《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion(MBS)》やら《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》やらに蹂躙されてました。
この日までのツキが異常なまでによかったのでその代償を払ったっていうことなんだろう。

成績は振るわなかったけど本戦出られただけでもよかったと考えたほうが精神衛生上良さそうだし、これからに繋げられるよう頑張ろうと思う次第。
地元民としては参加せざるを得ない。
一応全日程フル参加予定。リミテッドたくさんできそうでうれしいな。

とりあえずは明日(今日)の直前予選ですね。
抜けてもブロック構築とかよくわからないので困りそうですが、まあ抜けそうにないので大丈夫でしょう。デッキもまだ完成してないし、双頭巨人にも出られなくなるし。

ところでDN上で好きなカードを載せるのが流行りらしいので便乗してみよう。

クリーチャー:《火膨れ杖のシャーマン/Blisterstick Shaman(MBS)》
ソーサリー:《病気の拡散/Spread the Sickness(MBS)》
インスタント:《粉砕/Shatter(SOM)》
エンチャント:《排他の儀式/Exclusion Ritual(NPH)》
アーティファクト:《銅の甲殻/Copper Carapace(MBS)》
部族:法務官
土地:《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
プレインズウォーカー:《解放された者、カーン/Karn Liberated(NPH)》

もちろんリミテッドなんだぜ
金曜はBMフライデー。

初手《堕ちたる鉄術士/Fallen Ferromancer(NPH)》の後、二手目に《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》が取れ、その後も色拘束薄いカードやそもそも色拘束が無いカードを中心にピックしていた。
しかし気づいたら《ヴィリジアンの背信者/Viridian Betrayers(NPH)》が二枚と《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》がピックされていたのでやはり本能的に感染を意識していたのだろう。

本能と言えば、とあるドラフトでアンコモン以下取りきりの形式だったため初手で《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》を取るか、それとも順位取りの良レア狙いで《ファイレクシアの群れの王/Phyrexian Swarmlord(NPH)》を取るか悩むという状況になったことがあった。

そこで私は後者を選んだとばかり思っていたのだが、後でピックを確認してみるとそこには何故か《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》が。なんということでしょう。どうやら無意識のうちに取りきりピックを選択していたみたいだ。

そのドラフトでは順位取りにおいて大していいレアも出なかったので結果的には正解だったのだが、つまり本能とは恐ろしいということである。

とまあそんな感じで今回のドラフトも本能的に感染ピックを続けていたら緑単t青黒の感染デッキになっていた。
黒は《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》と《肉食いインプ/Flesh-Eater Imp(MBS)》、青はもちろん《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》である。


除去も薄いし2-1できれば上出来かなと思っていたが、たまたま《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》の攻撃が通りまくったり、相手が事故ったりで3-0。マジックは怖い。


日曜はスタンダード・・・に出るはずだったのだが、寝坊したので午後からのドラフトに二回参加。ニッセン予選以降スタン触ってないな。

そのドラフトだが、一度目は緑黒感染。緑黒のくせに2マナ域皆無で残念な香りのするデッキ。
結果は団長の飛行ビートダウンにテンポ負けして2-1。勝った試合もたまたま装備品がついて大きくなった感染持ちが除去されず殴り続けられたりとツイていた。

二度目のドラフトは青赤スーサイドテンポ。
どの辺りがスーサイドかというと《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》×2、《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》、《侵害の魂喰い/Trespassing Souleater(NPH)》×3、《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon(NPH)》が全部入ってる程度にスーサイド。
デッキのマナカーブもドラゴンやタナドンは4マナ域として計算している。

一戦目は感染に当たったので、タナドンやら魂食いやらに遠慮なくライフ注ぎまくってテンポ勝ち。

二戦目は相手が二本とも事故って勝ち。
一切の穢れの無いパーフェクトddsドローの達成を見るのは久しぶりだった。

だがそんなごまかしが通用するのもここまで。
三戦目の相手は赤白。
タナドンが《拘引/Arrest(SOM)》されることによりライフテンポ共に損な状況になってしまいあえなく敗退。

結果2-1。
3-0は難しいなあ。
ふと気の迷いでドラフト用にとっておいたNPHのパックを開封してしまった。
せっかくなのでドラフトならどうするか考えることにした。

以下がその内容である。

《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》
《強制された崇拝/Forced Worship(NPH)》
《金切り声の猛禽/Shriek Raptor(NPH)》
《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》
《黒死病の魂喰い/Pestilent Souleater(NPH)》
《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》
《敗残のレオニン/Lost Leonin(NPH)》
《緑柄の練習生/Greenhilt Trainee(NPH)》
《ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic(NPH)》
《窯歩き/Kiln Walker(NPH)》
《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》

なかなかの強パックである。まあぶっちゃけ一択なんだけど。

しかしそれだけで済ませては上達は望めない。
ドラフトジャンキーとしてのプライドもあるしね。

というわけで全てのカードについてその可能性について一応検討してみよう。

・《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》
このカードは極めて強力だ。
場に残ればよほどの不利な場でない限りはゲームに勝つことができるだろう。
タフネスが6あり《金屑化/Turn to Slag(SOM)》、《石弾化/Artillerize(NPH)》では対処不可能な除去耐性も素晴らしい。沼渡りも無いよりはあったほうがいい。

このカードをピックした場合下が取る可能性のあるカードは《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》もしくは《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》あたりか。
特に強烈なシグナルを送れないのは残念なところではある。

・《窯歩き/Kiln Walker(NPH)》
このカードはなかなかにいいカードだ。
無色3マナにして攻撃時は3/3と振舞うこの生物は金属術を軸にしたビートダウンで活躍できる。
反面防御時の性能は残念なものがあるので、初手でこれをピックするということはテンポ寄りの金属術デッキを目指すことの表れだ。

これをピックした場合、下は《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》を取るので強烈なシグナルを送れる。
つまり下は黒をやるだろうということだ。
黒という色は金属術との相性がよろしくないので、下との住み分けという意味での金属術決めうちならピック対象となるだろう。

・《ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic(NPH)》
このカードは単品では何もしない。よってこれをデッキにいれるとするなら金属術目当てか《石弾化/Artillerize(NPH)》のようなアーティファクトをコストにあてるようなスペルのコストとして使用することになる。

「《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》で攻撃したのはいいが《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》が《圧壊/Crush(MBS)》されてしまい金属術が解け《髄掘り/Pith Driller(NPH)》にブロックされ返り撃ちにあってしまった。あの《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》が《ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic(NPH)》だったら勝ってたのにッ・・・クソッ!」
というトラウマを持っているプレイヤーなら取ってもいいかもしれない。

・《緑柄の練習生/Greenhilt Trainee(NPH)》
このカードは能力を使えるようになるまでにちょっとした工夫が必要だ。
よって初手でこのカードをピックした場合、今後のピックで「クリーチャーパワーを2以上上げられる効果を持ったカードを優先的に取るようにする」という明確な指針が出来上がる。そういった意味では最初にピックすべきカードだと言える。

幸いにもこのパックは緑のカードが他に存在しないので、それはもう強烈な色主張が行えるだろう。

・《敗残のレオニン/Lost Leonin(NPH)》
2マナにして実質4点クロックであるこのカードは驚異的である。
2ターン目にこれを出して攻撃が5回通ればそれだけでゲームに勝ててしまう。
たとえ相手が毎ターン土地を置き続けて《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》を召喚しようとしても、それの降臨前に倒せてしまうのだ。すげえ。

このパックには《金切り声の猛禽/Shriek Raptor(NPH)》という同色で感染を持つ相棒もいる。これが一周してきたならそれはもうウハウハだ。感染好きなら思わずピックしてしまいそうな一枚だと言えよう。

・《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》
どんな強力なクリーチャーだろうと、このカードをつけて次のアップキープを迎えてしまえばイチコロである。ダークスティール製の生物だろうと関係ない。

しかも除去できた暁にはなんと1/1のマイアトークンまで付いてくるのだ。つまりアド得。素晴らしい。色拘束が薄いためタッチでの使用も容易である。

たとえ自分の流した《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》が出てきてもこれさえあれば安心だぜ!という人はピックしてもいいかもしれない。

・《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
このカードの素晴らしいところは実質的にデッキを39枚で構築できることにある。しかも色を選ばない上に相手のハンドをみることにより安全確認までできてしまう。
「初手で色拘束の強いカードは取りたくない、上からのサインを伺ってからじっくりとドラフトしたい」という人にお勧めの一枚だ。

たとえ相手のデッキに《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》が入っていても、これでハンドさえ見てしまえば問題ない。
相手が《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》を持っていたら《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》や《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》を構え、そうでなければ後続を展開すればいいのだ。

・《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》
このカードは色を選ばない上になんと除去である。
色を選ばないので初手でこれを取ることにより、上からの指示を待つというピックが可能になるのだ。

除去性能だが、この環境にはアーティファクトクリーチャーが溢れかえっているので対象に困ることも滅多に無いだろう。
三角護符シリーズや《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》などへの回答にもなる。

最大の利点は1マナという軽さ。
とりあえず設置しておいて金属術を達成させて《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》で殴る。4点クロックに我慢できず痺れを切らした相手が《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》を出してきたらドヤ顔でこの地雷を爆破させるのだ。素晴らしい。

・《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》
3マナ3点火力はリミテッドでは強力だ。3点もあれば環境に存在するほとんどの生物は死ぬだろう。《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》だってこれが2枚あればその能力を発現させる前に始末できる。

しかも増殖というかゆいところに手が届くオマケ付きである。
《髄掘り/Pith Driller(NPH)》などと一緒に使えばアドバンテージを取れる可能性だってあるのだ。

このパック唯一の赤いカードという利点を活かし、卓内の赤いカードを集めまくれば包囲戦以降のピックが楽になるだろう。
シングルシンボルなので最悪タッチでも使えるぞ。

・《黒死病の魂喰い/Pestilent Souleater(NPH)》
5マナ3/3という最低限のスペックを満たしつつ、ライフか黒マナを払えば感染クリーチャーとして振舞えるこのカードは初手として無難な選択だ。
なぜなら感染と金属術という異なるベクトルのどちらのアーキタイプでの使用にも耐えるからだ。

初手で色やアーキタイプは決めたくないが、なるべくならクリーチャーからピックしていきたいという穏健派プレイヤーならピックするだろう。

・《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》
2点のライフさえ払えば2マナ2/1飛行である。
2マナ2/1飛行と言えば《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus(M11)》や《天空のアジサシ/Welkin Tern(ZEN)》といったクリーチャー達が思い出される。どちらもパワフルなクリーチャーであり各リミテッド環境で大活躍した猛者共だ。

このカードはなんと2点のライフさえ払えばそれら先輩方に引け目を取らないどころか、アーティファクトであるので金属術達成に貢献するという決して無視できない効用がある。
こんな素晴らしいクリーチャーなら2点のライフぐらい余裕で払うだろう。素晴らしい。

流した《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》だって出てくる前にこれで殴りきってしまえば問題ないのだ。

・《金切り声の猛禽/Shriek Raptor(NPH)》
このクリーチャーの恐るべきところは感染という実質パワー二倍の能力を持ちながらにして、2/3飛行というコストパフォーマンスを実現させているところにある。
つまり5マナ4/3飛行なのだ。リミテッドでこの性能は驚異的だと言わざるを得ない。

さらにこれはコモンであるため、初手でこのカードをピックすれば今後2枚目、3枚目が取れる可能性だって結構ある。猛禽の群れは「クワァー」という鳴き声と共に速やかに相手を毒殺してくれるに違いない。
つまり初手で取る可能性があるということだ。

・《強制された崇拝/Forced Worship(NPH)》
白らしからぬ不気味なイラストが特徴的なこのカード。
勘のいい人は気づいているかもしれないが、これは繰り返し使える除去なのだ。
「繰り返し使える除去」といえばリミテッドでの凶悪さはもはや語るまでもないだろう。

例え《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》が出てきても、これを貼れば壁の中に埋まっていてくれるのだ。こっちが沼をコントロールしていても渡られない。

こちらのクリーチャーが死んで行くといっても所詮はクリーチャーにしか手をだせない。法務官と言えども悲しきかな、黒という色に与えられた役割においてアーティファクトには触れないのだ。

つまりこちらは《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》に《強制された崇拝/Forced Worship(NPH)》を貼りつつ、安く流れてきた《研磨時計/Grindclock(SOM)》や《大量破壊の網/Decimator Web(MBS)》といったカードでゆっくりと攻めていけばゲームの終了は近いだろう。色んな意味で。

・《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》
このカードの最大にして最も強力な特徴は絆魂。
つまりファイレクシアマナにより失ったライフを自分で取り戻す、言わば自己完結型クリーチャーだ。コモンのくせにテクいヤツである。
飛行を持っているので攻撃を通すのにもそこまで苦労はしないだろう。すげえ。

これからファイレクシアマナを使うカードを大量にピックする予定があり、ライフはいくらでもほしいというプレイヤーなら初手でピックするのかもしれない。
2011年度日本選手権

http://www.wizards.com/magic/tcg/events.aspx?x=mtg/tcg/nationals/japan

ページ中段の「フォーマット」に注目してほしい。

•ブースタードラフトは、マジック基本セット2012ブースターパック3個を使用して行われます。

だそうである。









・・・え?
金曜はBMフライデー。

初手《髄掘り/Pith Driller(NPH)》、二手目《髄掘り/Pith Driller(NPH)》、三手目《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》という色保留気味ピック。
上が白っぽいということで白だけ避けて、黒や緑のカードもつまみつつ包囲戦へ。

包囲戦での《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》から緑路線確定させて出来上がったのはこれといって特徴のない赤緑恐竜デッキ。

デッキパワー的に2-1できればいいかと思ってたけど相手の事故やらで3-0。

その後徹夜ドラフト。
確か三回ぐらいやった気がするが全部2-1で3-0するのは難しいなあと思った。
土曜日も5ドラと6ドラやってやっぱり2-1。

日曜日はBMでリミッツ予選のシールド。
レアに《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden(NPH)》、《マイアのタービン/Myr Turbine(MBS)》、《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer(NPH)》とボムがありアンコモンに《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend(MBS)》もあるボム満載プールを引く。

除去も《石弾化/Artillerize(NPH)》、《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn(NPH)》、《核への投入/Into the Core(MBS)》と揃っており良プールだったのだが、土地事故しまくったりデッキの強い部分引けなかったりで2-3。
このブロックのシールドはどういうわけか勝てないなあ…。
以前使用していたこれの下位種であるCKS50が壊れて以降、ソニー製低価格イヤホンを使ってたけどソニー独特のシャリシャリ音が気に入らなかったので購入。

音響機器メーカーイヤホンの上位種だけあって一線を画した音質。
低音域は下位種のCKSとさほど変わらないけど高音域がクリアで深みがある。
各音域のバランスがよく、ツーバスでドコドコ鳴らしつつハイハット刻み続けるようなメタルとかでも一音一音はっきり聴こえます。さすがアマゾンでのイヤホンの人気ランキング上位に常にいるだけのことはあるね。

付属のケースもやたらと豪華だし、元値1万越えとイヤホンとしては高めの値段設定も納得の出来。
Core Set Survivor: Magic 2012
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/718

大蜘蛛が再録確定。
飛行の乏しい緑で4マナ2/4というマナレシオが頼もしい、リミテッドでおなじみのクリーチャーですね。

そして巨大化は再録されないとのこと。
これはショックだ。緑の基本スペルとして、初心者にスタックルールを説明するためのよい材料として活躍したカードだしね。

ターン終了時までの限定的強化は緑の十八番だし、この系統のスペルは収録されると思うが後釜は何になるんだろう・・・?
NMSドラフトでの新たなるファイレクシアを色別に評価。

・白
弱カラーその1。

コモンのクリーチャーで一番いいものは《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》。次点で《探知の接合者/Sensor Splicer(NPH)》だろう。
アンコモンでも《砕けた天使/Shattered Angel(NPH)》と《練達の接合者/Master Splicer(NPH)》以外は積極的に使いたいほどの性能がない。

感染を目指す場合のみ《金切り声の猛禽/Shriek Raptor(NPH)》と《敗残のレオニン/Lost Leonin(NPH)》がそこそこのクリーチャーとなるが、感染クリーチャーの総数自体が少ないので決めうち気味にやらないと難しい。

まともに除去と呼べるものも《排他の儀式/Exclusion Ritual(NPH)》ぐらい。

強力スペル《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》がシングルシンボルであることや《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》と《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater(NPH)》用に白マナが欲しいことを考えるとメインカラーよりはサポートカラーに留めておいたほうがいい。

・青
強カラー。

《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》、《突き刺しモズ/Impaler Shrike(NPH)》、《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》という高性能コモン飛行クリーチャーが光る。
アンコモンも素晴らしく、《詐欺師の総督/Deceiver Exarch(NPH)》、《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》、《翼の接合者/Wing Splicer(NPH)》と一級品が揃う。

スペルも《心理の障壁/Psychic Barrier(NPH)》、《蒸気の絡みつき/Vapor Snag(NPH)》が使いやすい。

・黒
中堅カラー。

お得意の感染クリーチャーこそ残念なものの、《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》、《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》、《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》と一応コモン除去は揃っている。

トップコモンクリーチャー《髄掘り/Pith Driller(NPH)》が色を問わずピックされるため、これらの除去をどのタイミングを取るかでこの色に入るタイミングは決まる。

他には爆弾アンコモン《隷属/Enslave(NPH)》や《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》や《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One(NPH)》から入る場合がある。

・赤
弱カラーその2。

コモンクリーチャーが酷くできれば使用したくない。《剃刀の豚/Razor Swine(NPH)》と《オーガの使用人/Ogre Menial(NPH)》は単体スペックはいいんだけど、感染持ちというのが厳しい。

火力も全レアリティ見回しても優秀なのは《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》程度。もう一つのコモン除去《石弾化/Artillerize(NPH)》はクセが強い。
アーティファクト除去も《勝利の破壊/Victorious Destruction(NPH)》という低スペックなものになってしまった。

アンコやレアも他の色と比べると数段落ちる。

・緑
強カラー。

ナイスコモンクリーチャー《とどろくタナドン/Thundering Tanadon(NPH)》がダブルシンボルなため、このサイクルの他クリーチャーと比べると色の選択理由として強くなる。
《死の頭巾のコブラ/Death-Hood Cobra(NPH)》は派手さは無いが、堅実な活躍を望めるし、《大槌の接合者/Maul Splicer(NPH)》というファッティ枠もある。

スペルに関しても《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》、《血吸いの噛み付き/Leeching Bite(NPH)》は優れたコンバットトリックであり、何より《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn(NPH)》がコモンにあるのはありがたい。

アンコモン以上のレアリティのカードの質においては若干他の色に劣るが、コモンカードの優秀さが段違いであり、入りやすい色のひとつ。
M12メカニズム公表
The Mechanics of Magic 2012
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/144

公式にて次期コアセットであるM12の情報が公開されました。

おおまかに要約すると

・相手の呪文や能力の対象にならないという能力がhexproofというキーワード能力に。「場から墓地に置かれたとき~」という能力もdieという表現になった。

・キーワード能力「狂喜」の再録。

・プレインズウォーカーが再録。今回は《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》が公開。

といったところ。

一番上は特に目新しいものではないので特に言うこともなく。
dieは日本語だとどんな表現になるのか興味深い。

狂喜についてですが、M11の占術に引き続きキーワード能力の再録。
これからも少しずつキーワード能力は再録していくのかな。
画像の狂気持ちの3/3はリミテッドなら活躍しそう。
M10でもM11でもクリーチャーが弱いのばっかで不遇だった赤だけど今回はまともになってると信じたい。

プレインズウォーカーはローウィン五人衆が遂に終わるようで。
動画を見るにギデオン、ジェイス、チャンドラ、ソリン、ガラクっぽい。
《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》、《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar(M11)》、《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》、《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》っぽいなあ。

新たなるファイレクシアが発売してまだ時も経たぬ内の発表ですが、早くも期待させてくれそうな雰囲気があります。
金曜はBMにてFNM。

初手《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》から三手目再び《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》。
これを活かすために《荒廃の工作員/Blighted Agent(NPH)》と《つながれた喉首追い/Chained Throatseeker(NPH)》をピックし青感染狙い。
NPHにて《敗残のレオニン/Lost Leonin(NPH)》と《金切り声の猛禽/Shriek Raptor(NPH)》があったので、MBSで《ノーンの僧侶/Priests of Norn(MBS)》をかき集め青白感染が完成。

ドレイクがあまりに強すぎて3-0。
いわゆるカードパワー勝ちなので特に新たな発見もなかったけど。

その後は深夜ドラフト。

初手《溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge(NPH)》から赤除去ピックしつつ4手目《翼の接合者/Wing Splicer(NPH)》で青を狙う。
MBSにて《血清掻き/Serum Raker(MBS)》を集め青赤フライングビートを作るも相手のボムレアに対処する手段に乏しかったため1-2。
最低でも《金屑化/Turn to Slag(SOM)》かバウンスは必要だった。

その後の二回目のドラフトではすごく普通な赤白テンポを構築するが、引きが噛み合わなかったり《吸血術士/Sangromancer(MBS)》に対して除去をしぶるといったしょうもないプレイングミスしたりで1-2。
単に負けただけでなく、改善すべきところが見つけられる試合は有意義だからよし。

土曜日

6ドラ。

赤緑感染を構築。
《剃刀の豚/Razor Swine(NPH)》と《オーガの使用人/Ogre Menial(NPH)》の赤感染二枚看板と適当な緑感染クリーチャーを集めただけのデッキ。ボムレアに《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》。
一戦目でマナフラッド起こして負けた後連勝で2-1。

日曜日

BMにてドラフト。

一度目は黒緑t青感染。青は《病毒のドレイク/Viral Drake(NPH)》のために。
初手で取った《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》のレアゲーで勝ったりと引きも噛み合い3-0。

二度目は黒緑感染t赤。
デッキのカードパワーはそこそこ高かったが2-1。
負けた相手は卓内全勝だったし、普通に強いデッキだったのでまあ納得。


とまあ試験的に感染を多くやってみたけど、以前のような強さは無くなってるなあという印象はある。
NPHの感染持ちの色の分散化で3色にせざるを得ない場合が多くて本当にやりにくい。
作ったので晒します。

<無色>

9.5 解放された者、カーン/Karn Liberated

<白>

9.5 大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
8.0 砕けた天使/Shattered Angel
8.0 練達の接合者/Master Splicer
8.0 別館の大長/Chancellor of the Annex
8.0 刃の接合者/Blade Splicer
8.0 倒れし者の記憶/Remember the Fallen
7.5 磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire
7.5 急送/Dispatch
7.5 排他の儀式/Exclusion Ritual
7.0 金切り声の猛禽/Shriek Raptor
7.0 強制された崇拝/Forced Worship
7.0 使徒の祝福/Apostle’s Blessing
7.0 探知の接合者/Sensor Splicer
7.0 縫合の僧侶/Suture Priest
7.0 骨髄の破片/Marrow Shards
7.0 審問官の総督/Inquisitor Exarch
7.0 純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin
7.0 ノーンの別館/Norn’s Annex
6.5 敗残のレオニン/Lost Leonin
6.5 オーリオックの生き残り/Auriok Survivors
6.5 大聖堂の皮膜/Cathedral Membrane
6.0 ロクソドンの改宗者/Loxodon Convert
5.0 相応の敬意/Due Respect
3.0 戦争報告/War Report
3.0 ファイレクシアの非生/Phyrexian Unlife

<青>

9.0 ファイレクシアの摂取者/Phyrexian Ingester
8.5 尖塔の大長/Chancellor of the Spires
8.5 ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph
8.5 病毒のドレイク/Viral Drake
8.0 翼の接合者/Wing Splicer
8.0 尖塔の監視者/Spire Monitor
8.0 詐欺師の総督/Deceiver Exarch
8.0 テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit
7.5 脊柱の飛行機械/Spined Thopter
7.5 突き刺しモズ/Impaler Shrike
7.0 荒廃の工作員/Blighted Agent
7.0 つながれた喉首追い/Chained Throatseeker
7.0 精神間引き/Mindculling
6.5 蒸気の絡みつき/Vapor Snag
6.5 心理の障壁/Psychic Barrier
6.0 ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
6.0 無感覚の投薬/Numbing Dose
5.0 精神的つまづき/Mental Misstep
4.0 銀白の突然変異/Argent Mutation
4.0 堕落した決意/Corrupted Resolve
4.0 霊気の武装/Arm with AEther
3.0 核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur
2.0 防御姿勢/Defensive Stance
2.0 異種移植/Xenograft
1.0 心理的手術/Psychic Surgery

<黒>

9.0 隷属/Enslave
9.0 囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One
9.0 生命の終焉/Life’s Finale
8.5 ドロスの大長/Chancellor of the Dross
8.0 髄掘り/Pith Driller
8.0 シェオルドレッドの刈り取るもの/Reaper of Sheoldred
8.0 四肢切断/Dismember
8.0 納墓の総督/Entomber Exarch
7.5 不気味な苦悩/Grim Affliction
7.0 寄生的移植/Parasitic Implant
7.0 死の犬/Mortis Dogs
7.0 盲目の盲信者/Blind Zealot
7.0 囁く死霊/Whispering Specter
7.0 法務官の掌握/Praetor’s Grasp
6.5 ゲスの評決/Geth’s Verdict
6.0 大霊堂のスカージ/Vault Skirge
6.0 毒の屍賊/Toxic Nim
6.0 蔑み/Despise
6.0 胆液の爆発/Ichor Explosion
6.0 ファイレクシアの愛撫/Caress of Phyrexia
6.0 ぎらつく油/Glistening Oil
6.0 ファイレクシアの抹消者/Phyrexian Obliterator
5.0 狂気コウモリ/Dementia Bat
5.0 死後の一突き/Postmortem Lunge
1.0 邪悪の気配/Evil Presence
1.0 外科的摘出/Surgical Extraction

<赤>

8.5 攻撃的な行動/Act of Aggression
8.5 隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden
8.5 溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon
8.0 石弾化/Artillerize
8.0 堕ちたる鉄術士/Fallen Ferromancer
8.0 責め苦の総督/Tormentor Exarch
8.0 溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge
7.5 電位の負荷/Volt Charge
7.5 鞭打ち炎/Whipflare
7.0 オーガの使用人/Ogre Menial
7.0 剃刀の豚/Razor Swine
7.0 炎生まれのバイロン/Flameborn Viron
6.5 切りつける豹/Slash Panther
6.5 ヴァルショクの難民/Vulshok Refugee
6.0 勝利の破壊/Victorious Destruction
6.0 ウラブラスクの僧侶/Priest of Urabrask
6.0 はらわた撃ち/Gut Shot
6.0 憤怒の抽出機/Rage Extractor
6.0 金屑の悪鬼/Slag Fiend
6.0 侵略の寄生虫/Invader Parasite
5.0 棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl
4.0 屑鉄場の斉射/Scrapyard Salvo
4.0 焼炉の悪獣/Furnace Scamp
4.0 無情な侵略/Ruthless Invasion
2.0 大地のうねり/Geosurge

<緑>

8.5 ファイレクシアの群れの王/Phyrexian Swarmlord
8.0 生命の接合者/Vital Splicer
8.0 脊柱噛み/Spinebiter
8.0 非道の総督/Brutalizer Exarch
8.0 絡み森の大長/Chancellor of the Tangle
8.0 出産の殻/Birthing Pod
7.5 大槌の接合者/Maul Splicer
7.5 グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn
7.5 とどろくタナドン/Thundering Tanadon
7.5 内にいる獣/Beast Within
7.0 死の頭巾のコブラ/Death-Hood Cobra
7.0 血吸いの噛み付き/Leeching Bite
7.0 変異原性の成長/Mutagenic Growth
7.0 大軍の功績/Triumph of the Hordes
7.0 マイコシンスの悪鬼/Mycosynth Fiend
7.0 新鮮な肉/Fresh Meat
6.5 ヴィリジアンの背信者/Viridian Betrayers
6.5 腐敗したヒストリクス/Rotted Hystrix
6.5 シルヴォクののけ者、メリーラ/Melira, Sylvok Outcast
6.0 ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf
6.0 飢餓の声、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Voice of Hunger
5.0 腐食の突風/Corrosive Gale
5.0 緑柄の練習生/Greenhilt Trainee
5.0 有毒の蘇生/Noxious Revival
1.0 ヴィリジアンの収穫/Viridian Harvest

<多色>

8.5 覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer

<アーティファクト>

10.0 殴打頭蓋/Batterskull
9.5 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
8.0 鎌切り/Sickleslicer
8.0 忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions
8.0 変換室/Conversion Chamber
8.0 燃え上がる憤怒の祭壇/Shrine of Burning Rage
8.0 呪文滑り/Spellskite
8.0 まばゆい魂喰い/Blinding Souleater
8.0 鞭打ち悶え/Lashwrithe
7.5 グレムリン地雷/Gremlin Mine
7.5 侵害の魂喰い/Trespassing Souleater
7.5 清純のタリスマン/Pristine Talisman
7.5 合金のマイア/Alloy Myr
7.5 屍襲い/Necropouncer
7.5 刻まれた大怪物/Etched Monstrosity
7.0 黒死病の魂喰い/Pestilent Souleater
7.0 マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring
7.0 窯歩き/Kiln Walker
6.5 焼身の魂喰い/Immolating Souleater
6.5 ファイレクシアの大男/Phyrexian Hulk
6.5 かごの中の太陽/Caged Sun
6.0 強欲な魂喰い/Insatiable Souleater
6.0 浮上マイア/Hovermyr
6.0 貫く幻視の祭殿/Shrine of Piercing Vision
6.0 呪詛の寄生虫/Hex Parasite
5.0 うねりの結節/Surge Node
5.0 限界無き力の祭殿/Shrine of Limitless Power
4.0 孤立の監房/Isolation Cell
4.0 際限無き成長の祭殿/Shrine of Boundless Growth
3.0 巻き戻しの時計/Unwinding Clock
2.0 ダークスティールの秘宝/Darksteel Relic
2.0 倦怠の宝珠/Torpor Orb
2.0 魂の導管/Soul Conduit
2.0 マイアの超越種/Myr Superion
1.0 精神クランク/Mindcrank
1.0 前兆の機械/Omen Machine
NPH以前にはアーキタイプと呼べるものがいくつか存在していましたがその中でも

・金属術
・感染
・恐竜


の三つは人気があり多くのプレイヤーに親しまれてきたアーキタイプ。
NPHの加入はこれら三つにどのように作用したか考察します。

・金属術

新たなるファイレクシアの名前が示す通り、ミラディン陣営のキーワード能力である金属術はほとんどこのエキスパンションには収録されていません。
このキーワード能力を持つカードはレアとアンコモンにわずかに存在するのみで、もはやアーキタイプとして成立するか怪しいという見方もあるでしょう。

しかしながらアーティファクトのセットに占める割合そのものはあまり変動していないので、金属術の達成という意味ではそこまでの影響はありません。

むしろコモンの有色アーティファクトクリーチャーサイクル(《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》等)や魂喰いサイクルに代表される優秀アーティファクトクリーチャーや接合者サイクルの登場により、図らずとも金属術達成しているという光景はよく見られます。
結局のところこれまで通り金属術と書いてあるカードは有用なままなのです。

これまでと異なるのは《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》のようなカードから金属術というアーキタイプを意識してピックを行うことがなくなったという点。
2パック目、3パック目で出現する金属術カードは意図せずとも勝手にデッキに入ってくる可能性すらあります。

あまりに非アーティファクトスペルばかりピックしているとさすがに《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》のようなカードはピックされなくなるでしょうが、前述の新たなるファイレクシアの金属術達成に役立つアーティファクトクリーチャー達は決してこのキーワード能力を無視できる存在にはしていません。

包囲戦、傷跡で登場するであろう金属術の強力カードをアテにできるという点において、序盤からアーティファクトをかき集めるというアーキタイプ「金属術」としての戦略は今なお有効だと思います。
例え新たなるファイレクシアでのアーティファクトに金属術というキーワードが含まれていなくとも、それらには金属術達成の助けとなるという付加価値が存在するということを忘れずにピックしましょう。

・感染

感染というアーキタイプもこれまた環境初期から存在する由緒正しきアーキタイプです。

包囲戦ではより重く、そしてより強力な感染クリーチャーが出現しその戦略に若干の変動はありました。緑と黒だけでなく、白にも感染クリーチャーは出現しました。
しかし基本部分の「感染により実質パワー二倍」という強みを生かしたテンポビートダウンデッキという部分は変わりませんでした。

新たなるファイレクシアでは感染クリーチャーはついに五色全てにその勢力を広げました。
これはこのアーキタイプにとって一見喜ばしき事態ですが、実はそうでもありません。

なぜなら感染のメインカラーであった緑と黒の感染持ちクリーチャーが大幅に弱体化しているからです。
《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》、《ヴィリジアンの背信者/Viridian Betrayers(NPH)》という緑コモン感染クリーチャーはそれまでの《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》や《荒廃後家蜘蛛/Blightwidow(MBS)》と比べると大幅に弱体化していると言えるでしょう。
黒はコモンでは《毒の屍賊/Toxic Nim(NPH)》のみであり、質も頭数も酷いことになっています。

今回加わった《剃刀の豚/Razor Swine(NPH)》や《荒廃の工作員/Blighted Agent(NPH)》は強力なカードですが、感染クリーチャーを多く集めなければいけないというこのアーキタイプにおいてはこの色で以後の包囲戦、傷跡の2パックでこの色の感染持ちが拾えないということは大きなデメリットになります。

結局感染というアーキタイプを意識するならば黒と緑のいずれか一方はやらざるを得ないのではないでしょうか。できることなら《脊柱噛み/Spinebiter(NPH)》、《シェオルドレッドの刈り取るもの/Reaper of Sheoldred(NPH)》のような黒か緑の強力感染クリーチャーから入っていきたいところです。

もうひとつ、感染にとって辛いのはファイレクシアマナの存在。
ライフを攻められないこのアーキタイプとの対戦では、ファイレクシアマナは好きなだけライフで支払うことが可能なのです。
例を一つ上げれば、《まばゆい魂喰い/Blinding Souleater(NPH)》は感染相手は3マナ1/3で起動にコストのいらない超強力なタッパーとして君臨するのです。


・恐竜

傷跡で《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》が安く拾えることを利用したこのアーキタイプは包囲戦での《六角板のゴーレム/Hexplate Golem(MBS)》の登場によりさらに組みやすくなりました。

お互いクリーチャーを出し続ける限りはデカいほうを出したほうが勝つというシンプルな理論の下に成り立つこのアーキタイプは新たなるファイレクシアで強化されたと私は考えます。

このアーキタイプの弱点は、シナジーと呼べるものが存在しないため綺麗に組まれた金属術や感染には勝てないというものでした。
金属術と感染がそのカード同士の相互作用によって1+1=3以上になるようなデッキだとすれば、このアーキタイプは常に1+1=2にしかなりません。

しかし今やその金属術と感染というアーキタイプはそのシナジーを前提とした構築が困難になっています。
新たなるファイレクシアはジナジーを前提としないカードが多いので、相対的にこのアーキタイプをパワフルなものにしています。

「とりあえず迷ったらこのアーキタイプ」というぐらいの立ち位置にはいる感じがします。

< 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索