第四回M10リミテッド考察は赤。

赤と言えば稲妻再録は大きな話題となりました。リミテッドでもその威力は非常に高いと思われます。

カードリストは
http://mtgsalvation.com/magic-2010-m10-core-set-spoiler.html
より拝借しております。

・コモン
使えそうなクリーチャーはBerserkers of Blood Ridge(5マナ4/4、強制アタック参加)、Canyon Minotaur(4マナ3/3)、Fiery Hellhound(3マナ2/2、火吹き能力付き)、Goblin Piker(2マナ2/1)、Sparkmage Apprentice(2マナ1/1、場に出たら対象のクリーチャーかプレイヤーに1点)あたり。

他の色に比べると、かなり質が落ちる。

Berserkers of Blood Ridgeはこの環境の生物としてはかなり大きな部類。デメリットもそこまで気にはならないだろう。
Canyon Minotaurは安定した戦力。クリーチャーの質が異様に高いアラーラでは空気だったが、この環境なら十分メインを張れる。
Fiery Hellhoundは赤が濃ければなかなかのパワーになれる。高いパワーを生かすためになんらかの回避能力を与えるか、ブロッカーを排除する手段が欲しい。
Goblin Pikerは序盤を支えるための基本戦力。
Sparkmage Apprenticeは一応除去ではあるが、ダメージ量が少ないので有効に使えるタイミングを見計らっていこう。

続いて除去。
Lightning Bolt(稲妻)、Seismic Strike(3マナ、山の数だけクリーチャーにダメージのインスタント)
意外とコモンに除去は少ない。稲妻は特に言うことはないが、Seismic Strikeはそれなりに赤を濃くする必要があるので使いづらいか。
というのも赤はコモンのクリーチャーが弱いので、なかなかメインカラーにはしづらいと思うから。

その他のカードでは、Panic Attack(3マナ、対象の最大三体までのクリーチャーはターン終了時までブロック不可)がゲームエンドカードとして働くことのある優秀なカード。

・アンコモン
使えそうなクリーチャーはDragon Whelp(チビ・ドラゴン)、Goblin Artillery(ゴブリン版オーク弩弓隊)、Inferno Elemental(6マナ4/4、ブロックするかブロックされるたびそれに3点)、Prodigal Pyromancer(ティム)、Stone Giant(4マナ3/4、タップであなたのコントロールする対象のこれよりパワーの低いクリーチャーはターン終了まで飛行を得る。ターン終了時それを生贄)、Wall of Fire(炎の壁)
Dragon Whelpは優秀な飛行クリーチャー。
Goblin Artilleryは繰り返し使える除去内蔵の、極めて強力なクリーチャー。
Inferno Elementalはタフネス3以下のクリーチャーなら戦闘する前に破壊できる。4以上でも自身のパワーと合わせてタフネス7までなら討ち取れる大きな地上クリーチャー。
Prodigal Pyromancerは特に言うこと無し。アンコモンなので沢山枚数が取れなくなってしまったのが悲しい。
Stone Giantは能力はともかく、まず自身のサイズが優秀。能力も最後の一押しというときには役に立ってくれる。

除去は
Act of Treason(脅しつけ)、Fireball(火の玉)、Ignite Disorder(無秩序の点火)、Pyroclasm(紅蓮地獄)
Act of Treasonは擬似除去。相手のデカブツを奪えると強い。Vampire Aristocrat(吸血鬼版ナントゥーコの鞘虫)と組み合わせられるとさらにいい感じ。
Fireballはこれの為に赤をタッチするレベルの超強力カード。
Ignite Disorderはシールドならメイン採用もあり。
Pyroclasmは言わずとしれた強力カード。クリーチャーが小粒な基本セットでは特に強力。

・レア
使えそうなカードは
Bogardan Hellkite(ボガーダンのヘルカイト)、Chandra Nalaar(チャンドラ)、Capricious Efreet(6マナ6/4、アップキープに相手のパーマネント2個と自分のパーマネント1個を選びひとつを無作為に破壊)、Earthquake(地震)、Magma Phoenix(5マナ3/3飛行、場から墓地にいくと各クリーチャーとプレイヤーに3点、5マナで墓地から回収)、Shivan Dragon(シヴ山のドラゴン)、Siege-Gang Commander(ギャンコマ)

レアはかなり強力。特にクリーチャーはどれも非常に制圧力が高いものばかり。レアだけなら白といい勝負ができるレベル。

赤はアンコモン以上に強力カードが大量に入っている感じ。
強力火力に色拘束が弱いものが多く、シールドではサブカラーとして使われることが多そうだ。

コメント

ラッチ
2009年7月8日13:00

《Trumpet Blast》はエンドカードとして十分な働きをしそうに思えますが如何でしょう?

いぜっと@オルゾフ組
2009年7月8日16:09

>ラッチさん
《Trumpet Blast》は攻撃クリーチャーが複数いて、かつ攻撃が通りそうな状況じゃないとあまり強くないのがネックですね。
白や青の軽量飛行クリーチャーと組み合わせると思わぬダメージをたたき出してくれそうです。

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