今週末から2011年度日本選手権の予選大会が行われますね。
私にとっても日本選手権は非常に興味のある大会なので、なんとか予選突破して本戦出場への切符を手にしたいと思っております。

というのも日本選手権って本戦でドラフトがあるんですよ。
ドラフトが行われるプレミアイベントってわりかし貴重ななので、ドラフトジャンキーにとしては是非とも参加してみたいなあというわけなのです。

ただ、問題が一つあって予選フォーマットがスタンダードであるということであります。
というのもスタンダードはここ数ヶ月ほとんど手付かずの状態だから。
構築はエクテンばっかで、あとはドラフトしかやってない・・・。
最後に出たスタンの大会はおそらく包囲戦のゲームデー。ちなみにその前は傷跡のゲームデーだ。

ゆえに調整はおろかデッキ構築すらほとんどしてない。
そもそもあまり環境が理解できてなさそうなので自己整理しよう。

まず今のスタンのメタだが大体この三つに分類されるんじゃないだろうか。

・マナランプ系
・青系コントロール
・高速ビート


それぞれに当てはまるデッキを考えていくと

・マナランプ系
赤緑ヴァラクート、青赤緑コントロール、緑単エルドラージ

・青系コントロール
青白コン(caw-blade含む)、青黒コン、テゼレットコン

・高速ビート
ボロス、赤単、吸血鬼、感染

といったところか。
細かいローグデッキまで見ていくとキリがないのでとりあえずこのくらいにしておく。

こうして見ると《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》と《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》と《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》によって環境が支配されているというのも間違ってない。

ヴァラクートの存在が中速ビートを否定しているので、ビートダウンは速度で勝てるものしか残ってない。

結構歪んだ環境だが、この中であえて選ぶならどれだろう。
個別に見ていく。

・赤緑ヴァラクート
ドローサポートが全く無いため引きムラに左右されやすいという難点こそあるが以前として安定した強さを誇っている。
《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》で青耐性を持たせるか、《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》や《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》でビート耐性をつけるかという二択。
どちらに寄せるかによって相性差に変動はあるだろうが、無難な選択肢だ。

・青赤緑
試したことはないが、ヴァラクートメタデッキらしいのでヴァラクートには有利なんだろう。
ボロスやcaw-bladeのような早いターンから脅威を展開するデッキにはやや不利か。
割とカードの選択肢が広いデッキなのでそこそこ使ってないと難しそうだ。

・緑単エルドラージ
caw-bladeのようなクロックパーミは辛そうだが、ゆっくりと場をコントロールするタイプのデッキには強い。
マナ加速をクリーチャーに頼るためボロスや赤単といった単体除去の豊富なデッキは辛い。ヴァラクートにも妨害手段がないので辛い。
とまあ正直最近は負け組感漂うデッキだが、プレイングが簡単そうなのはグッド。

・青白コン(caw-blade含む)
caw-bladeはヴァラクートと並ぶ一大勢力だけあって、割とカードパワーの高さにモノいわせて戦う感じ。普通に強い。
ビート相手には《審判の日/Day of Judgment(M11)》と《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》積んどけば勝てるし、マナランプ系にもカウンター積めばいいだけなので受けが広い。ヴァラクートに同じく無難。
装備品に頼らない通常の青白コンになるとビート耐性が増すが、長期戦になりがちなので神経を使いそう。

・青黒コン
ハンデスとカウンターによる豊富な妨害手段を持つ万能デッキ。
《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》の登場でビート耐性も増した。
苦手なエンチャントやアーティファクトも《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》で一応なんとかなる。これも無難なデッキの一つ。

・テゼレットコン
基本的な性質は上の青黒コントロールと同じだが、こちらはアグロ寄り。
テゼレット自体が攻めにも守りにも使いやすい器用なカードなので柔軟な動きが可能であり、様々なデッキと互角に渡りあえる。
やはり無難。

・ボロス
速度もさることながら《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》の投入により持久力もあるビートダウン希望の星。
《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》と《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》という最強クラスの1マナクリーチャーが両方使えるのは素晴らしい。
二色土地がフェッチランドしかないので足回りにやや不安がある。

・赤単
火力がcaw-bladeによく利くといういうことで浮上してきたデッキ。
ボロスと比べると持久力は無いし、《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》もヤバい刹那的デッキ。

・吸血鬼
《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn(WWK)》や《恐血鬼/Bloodghast(ZEN)》といったクリーチャーがコントロールデッキに対して非常に強力。
ビートダウンに対しても《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》や各種ピン除去で対抗。
ヴァラクートには有利も不利も付かないといわれる。
caw-bladeやボロスの《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》がひたすら辛いのでタッチ赤で《圧壊/Crush(MBS)》やら《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》を使うなどアーティファクト対策はサイドに用意しておくか、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で先にハンドから抜いておくといった対策をとっておくとよさげ。

・感染
感染クリーチャーを強化してなぐるだけの、ある意味赤単より刹那的なデッキ。
かなりの右手力がいるが、ドブンすれば最強。


結局ドブン最強を取るか安定をとるかの二択なのか・・・?

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