NPH発売前にこのDNでドラフト的評価をしたんだけど(http://85872.diarynote.jp/201104261150547593/)案の定実際に使うと「これ思ってたより強いなあ」とか、あるいはその逆で「想像してたより使えねえ」といったカードがありました。

まだドラフト自体プレリ合わせても10回もやれてないけど、現代界でのそういった類のカードを列挙してみる。


・《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
一見脅威に見える性能なんだけど、タフネス1であるということとアーティファクトであるということにより凄く脆い。

《髄掘り/Pith Driller(NPH)》、《血吸いの噛み付き/Leeching Bite(NPH)》という優良1点除去の追加に加え《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》まであるのですぐ死ぬ。
もちろん普通のアーティファクト除去でも死ぬ。

仮に生き残れてもこれを出すために2点払うとダメージレースで不利になりがちで、ブロックに回っていることが多かった。

・《倒れし者の記憶/Remember the Fallen(NPH)》
ファイレクシアマナ生物がアーティファクトなので、ほとんどの状況で2枚回収可能。祭殿サイクルや《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》のような使い捨てアーティファクトの増加も追い風。

また、総督サイクルや接合者サイクルなど優秀なCIP能力持ち生物が増えたので見た目以上のさらなるアドが取れる。

低速化した環境において数少ないアドの取れるカードであるこれは貴重な一枚だった。色拘束が薄いということもあり、色が合わなくともタッチでの使用すら考えるぐらいの素晴らしいカード。

・《荒廃の工作員/Blighted Agent(NPH)》
包囲戦以降でこの色の感染クリーチャーを取れないというデメリットは辛かった。
一応単品でも10回攻撃が通れば勝てるが《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》に同じくタフネス1が脆いため、そうそう上手くもいかない。

・《つながれた喉首追い/Chained Throatseeker(NPH)》
《荒廃の工作員/Blighted Agent(NPH)》に同じくこの色で感染デッキは辛い。
6マナも払ってだたデカイだけの地上ブロッカーはこの環境では使いたくない。

・《尖塔の監視者/Spire Monitor(NPH)》
インスタントタイミングで3/3飛行が出てくるということは考えてるより遥かに強力なことだった。
相手が青含む5マナ立ててるというだけでアタックを戸惑わせる厄介な存在。
色拘束も薄いし、初手で問題ないレベルのカード。LSVが青のトップコモンとの評価をしてたけど十分納得。

・《胆液の爆発/Ichor Explosion(NPH)》
コストとしてある程度の大きさのクリーチャーを差し出さねばならないのがかなり厄介。
相手のボムに対抗しようとしてもできないことが多い。

・《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》
4マナクリーチャーで2/2程度のクリーチャーと相打ちになってしまうのは悲しいが、相手も必ずそういったクリーチャーを用意できるというわけでもなかった。
除去の豊富な黒という色であるということもあり比較的殴れる状況は作りやすい。

・《髄掘り/Pith Driller(NPH)》
とにかく色を選ばないというのが偉すぎる。
タフネス1に殺したい生物がてんこもりな環境であるということも大きい。
場に出た後の2/4というサイズも頼もしく、地上クリーチャーをがっちり止めてくれる。アーキタイプを選ばず活躍する一枚。
初手でも問題ない。

・《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》
いくら1マナとはいえ1/1ではすぐに殴れなくなってしまう。
感染デッキでもあまり採用したくないスペックだった。

・《大軍の功績/Triumph of the Hordes(NPH)》
感染デッキだと極めて効率の悪い《踏み荒らし/Overrun(M10)》でしかなく、そうでないデッキだとし止め損ねると意味のないカードになってしまう。
修正値がたった+1/+1しかないというのが問題で、これが脅威となる場にはほとんどならなかった。

・《変換室/Conversion Chamber(NPH)》
例え2tに一度とはいえ継続的に3/3を出し続けられるという効果は非常に強力だった。起動及び設置コストが軽いため序盤から使える上、中盤以降も他のアクションを阻害しにくい。
初手級カード。

・《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》
高マナ域に強力クリーチャーが大量にいる環境なので、3マナのマナブーストも十分意味はあった。
1点ゲインも何度も起動できると馬鹿にならず、中盤を生き延びるために大いに貢献してくれる。

・《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》
2t目におけると赤いデッキならカウンターの5個ぐらいすぐ貯まる。
膠着しやすい環境なので赤くなくともおのずと脅威になりうる。
仮にフルタップの隙に除去されたとしてもこちらは2マナしか使っていないので、貴重なアーティファクト除去の避雷針として考えれば悪くない。
初手級。

・《忠実な軍勢の祭殿/Shrine of Loyal Legions(NPH)》
赤祭殿に同じく2t目に置けて相手が対処法を持っていないとそのままゲームに勝てるぐらいのポテンシャルがある。
初手級。

コメント

dds666
2011年5月16日22:23

いぜっと的に萌豚はどうでしたかww

いぜっと@オルゾフ組
2011年5月16日23:09

>dds666さん
《剃刀の豚/Razor Swine(NPH)》のことですよね?(w
スペックは高いが感染が赤という色の戦術に合っていないのと、タフネス1が環境柄死にやすいということでそこまで高くは評価してませんよ。

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