公式サイトのシールドに関する記事
http://mtg-jp.com/reading/watanabe/002375/
ここで一番最後に後手を取ると書かれているが、そうでもないと思います。
理由はおおまかに3つ。
・テンポの取れるカードが多い
・除去が弱い
・クリーチャー強化が多い
まず最初のテンポの取れるカード。
とりあえずパッと思いつくだけでも
白《戦慄の感覚/Feeling of Dread(ISD)》
青《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》、《霧の中の喪失/Lost in the Mist(ISD)》、《幻影の掌握/Grasp of Phantoms(ISD)》
赤《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches(ISD)》、《交差路の吸血鬼/Crossway Vampire(ISD)》
強力なカードがコモンに多く、シールドでの出現率は高いのではないでしょうか。
ここには書いてないませんが、緑にも狼男という先手推奨クリーチャーがいます。さらに赤にはこの狼男に加え+1/+1カウンターの乗っていく吸血鬼がおり、やはり先手を推奨します。
次に除去の弱さについて。
除去カードと呼べそうなものはこのくらいでしょう。
白《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》、《叱責/Rebuke(ISD)》、《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》
青《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》
黒《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》、《死の重み/Dead Weight(ISD)》、《死体の突進/Corpse Lunge(ISD)》、《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》、
赤《硫黄の流弾/Brimstone Volley(ISD)》、《収穫の火/Harvest Pyre(ISD)》、《霊炎/Geistflame(ISD)》、《地獄の口の中/Into the Maw of Hell(ISD)》
緑《捕食/Prey Upon(ISD)》
アーティファクト《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》
その他条件付き除去では《緊急の除霊/Urgent Exorcism(ISD)》、《忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked(ISD)》、《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee(ISD)》、《轟く激震/Rolling Temblor(ISD)》があります。
全体としてクセが強い除去ばかりで確実性のないものが多い印象。
《捕食/Prey Upon(ISD)》と《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》はクリーチャーを積極的に展開していくデッキのほうがより強力に使えるので、やはり早めのデッキでの運用が望まれます。
《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》もこちらがクリーチャーを展開してから相手のボムレアを処理してこちらの攻撃を通すという使い方が一番良いと思います。
《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》は実は強化オーラにもなるのでやはりテンポデッキ向けでしょう。
唯一の例外といっていいのが《叱責/Rebuke(ISD)》なのですが、このような「構える」タイプの除去は相手に見破られやすく、加えて狼男の反転を助けやすくなります。これに対応して《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(ISD)》なんてされたらもう最悪ですよね。
加えて《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》や《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》のような確実性の高い除去はダブルシンボルであり、デッキを3色で組ませるのを躊躇させます。
ということで2色で上手く纏める傾向は強まり、結果的にパワーカードの使える枚数は減少し、テンポを重視したデッキを組む方向に進むことは大いにありえます。
最後にクリーチャー強化について。
この環境は実は恒久的なクリーチャー強化が非常に豊富です。
白《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》
青《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》
黒《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》
赤《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》
緑《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》
アーティファクト《アヴァシンの仮面/Mask of Avacyn(ISD)》、《銀の象眼の短刀/Silver-Inlaid Dagger(ISD)》、《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk(ISD)》、《審問官のフレイル/Inquisitor’s Flail(ISD)》、《穿孔の刃/Trepanation Blade(ISD)》、《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver(ISD)》、《とがった三つ叉/Sharpened Pitchfork(ISD)》
こんなにも沢山あります。
エンチャントオーラはアドバンテージ損失の危険性から敬遠されがちですが、この環境は除去が弱いのでこれらオーラの信頼性も割と高くなっています。特にインスタントの除去が少ないのは追い風。
例えば2t目に《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》⇒《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》とやっただけで勝てるゲームは案外少なくありません。
アド損失の危険性の低い装備品も強力なものが揃っています。
特にパワーが2以上上がる可能性のある装備品が過去のエキスパンションと比べても非常に豊富で、ゲームに勝利するまでに攻撃を通す回数を大きく減らしてくれます。
ゆえに先手を取りクリーチャーをすぐに展開しこれら強化カードでサポートして殴るという戦術は十分に取りやすいものだと考えます。
ということで私はシールドでも先手推奨派なのですが、果たしてどうなんでしょう。
http://mtg-jp.com/reading/watanabe/002375/
ここで一番最後に後手を取ると書かれているが、そうでもないと思います。
理由はおおまかに3つ。
・テンポの取れるカードが多い
・除去が弱い
・クリーチャー強化が多い
まず最初のテンポの取れるカード。
とりあえずパッと思いつくだけでも
白《戦慄の感覚/Feeling of Dread(ISD)》
青《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》、《霧の中の喪失/Lost in the Mist(ISD)》、《幻影の掌握/Grasp of Phantoms(ISD)》
赤《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches(ISD)》、《交差路の吸血鬼/Crossway Vampire(ISD)》
強力なカードがコモンに多く、シールドでの出現率は高いのではないでしょうか。
ここには書いてないませんが、緑にも狼男という先手推奨クリーチャーがいます。さらに赤にはこの狼男に加え+1/+1カウンターの乗っていく吸血鬼がおり、やはり先手を推奨します。
次に除去の弱さについて。
除去カードと呼べそうなものはこのくらいでしょう。
白《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》、《叱責/Rebuke(ISD)》、《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》
青《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》
黒《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》、《死の重み/Dead Weight(ISD)》、《死体の突進/Corpse Lunge(ISD)》、《飢えへの貢ぎ物/Tribute to Hunger(ISD)》、
赤《硫黄の流弾/Brimstone Volley(ISD)》、《収穫の火/Harvest Pyre(ISD)》、《霊炎/Geistflame(ISD)》、《地獄の口の中/Into the Maw of Hell(ISD)》
緑《捕食/Prey Upon(ISD)》
アーティファクト《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》
その他条件付き除去では《緊急の除霊/Urgent Exorcism(ISD)》、《忌まわしきものの処刑者/Slayer of the Wicked(ISD)》、《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee(ISD)》、《轟く激震/Rolling Temblor(ISD)》があります。
全体としてクセが強い除去ばかりで確実性のないものが多い印象。
《捕食/Prey Upon(ISD)》と《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》はクリーチャーを積極的に展開していくデッキのほうがより強力に使えるので、やはり早めのデッキでの運用が望まれます。
《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》もこちらがクリーチャーを展開してから相手のボムレアを処理してこちらの攻撃を通すという使い方が一番良いと思います。
《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》は実は強化オーラにもなるのでやはりテンポデッキ向けでしょう。
唯一の例外といっていいのが《叱責/Rebuke(ISD)》なのですが、このような「構える」タイプの除去は相手に見破られやすく、加えて狼男の反転を助けやすくなります。これに対応して《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(ISD)》なんてされたらもう最悪ですよね。
加えて《閉所恐怖症/Claustrophobia(ISD)》や《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》のような確実性の高い除去はダブルシンボルであり、デッキを3色で組ませるのを躊躇させます。
ということで2色で上手く纏める傾向は強まり、結果的にパワーカードの使える枚数は減少し、テンポを重視したデッキを組む方向に進むことは大いにありえます。
最後にクリーチャー強化について。
この環境は実は恒久的なクリーチャー強化が非常に豊富です。
白《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》
青《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》
黒《骸骨の渋面/Skeletal Grimace(ISD)》
赤《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》
緑《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》
アーティファクト《アヴァシンの仮面/Mask of Avacyn(ISD)》、《銀の象眼の短刀/Silver-Inlaid Dagger(ISD)》、《悪魔の長帷子/Demonmail Hauberk(ISD)》、《審問官のフレイル/Inquisitor’s Flail(ISD)》、《穿孔の刃/Trepanation Blade(ISD)》、《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver(ISD)》、《とがった三つ叉/Sharpened Pitchfork(ISD)》
こんなにも沢山あります。
エンチャントオーラはアドバンテージ損失の危険性から敬遠されがちですが、この環境は除去が弱いのでこれらオーラの信頼性も割と高くなっています。特にインスタントの除去が少ないのは追い風。
例えば2t目に《歩く死骸/Walking Corpse(ISD)》⇒《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》とやっただけで勝てるゲームは案外少なくありません。
アド損失の危険性の低い装備品も強力なものが揃っています。
特にパワーが2以上上がる可能性のある装備品が過去のエキスパンションと比べても非常に豊富で、ゲームに勝利するまでに攻撃を通す回数を大きく減らしてくれます。
ゆえに先手を取りクリーチャーをすぐに展開しこれら強化カードでサポートして殴るという戦術は十分に取りやすいものだと考えます。
ということで私はシールドでも先手推奨派なのですが、果たしてどうなんでしょう。
コメント