【闇の隆盛】リミテ視点のカード評価その3
2012年1月26日 Magic:the Gathering闇の隆盛カードリスト
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/darkascension/cig#
「青はクリーチャーが弱い色」なんて嘘だよね?なDKAのリミテッドでの使い道について書き連ねる企画その3。
5段階評価。カード名の横についている数字が大きいほど強いカード。
・黒猫 3
死んでもアドを失わないので気軽にチャンプブロックしたり生贄に捧げられる軽量クリーチャー。
陰鬱を持つ呪文と組み合わせるなど様々なシナジーが期待できるこのブロックらしいカード。
黒の2マナ域のクリーチャーとしては良質な部類に入ると思われる。
・マルコフに選ばれしもの 3
吸血鬼がいるとパワーアップする人間。
なんともフレーバー重視の能力を持ったカードだが実用性も高い。
変身すれば4/4とかなりの戦闘力を持つので、吸血鬼デッキの主力になりえる逸材。吸血鬼の4/4はなかなか除去されにくい。
表面は黒には珍しい人間なので、人間の生贄をコストに要求するカードのエサにもなる。
・不幸の呪い 1
呪いデッキを作れば強いカードだが、呪いデッキというものがリミテッドでアーキタイプとして成立するかどうかはまた別の話。
イニストラードの時点ではそういったアーキタイプは存在していなかったと思うが今後に期待。
ただ、仮に成立しても天啓の光というアンチカードがあるのは悲しいところだ。
・渇きの呪い 1
これまた呪いデッキ支援カード。《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart(ISD)》あたりと組み合わせれば呪いバーンが組めそうだが、果たしてそれがデッキとして成立するのか・・・?
我こそ最高にして最強の呪術師だという人は是非ともこの呪いデッキに挑んで欲しい。
・命取りの魅惑 3
強制的にクリーチャーを一体道連れにするスペル。同じく黒のクリーチャーである黒猫と特に相性がいい。
接死の付与はトランプルを持つ《ただれ皮の猪/Festerhide Boar(ISD)》との相性も素晴らしい。
他にも不死と組み合わせるとか活用方法は色々ある。研究のしがいのありそうなカード。
ただ《寄せ餌/Lure(M12)》能力ではないので相手は一番いらないクリーチャーをブロッカーとして差し出せばいいだけであるということを勘違いしないようにしておきたい。
・死の愛撫 4
5マナソーサリーとはっきり言って使い勝手はよくないが、一応確定除去。
人間を破壊するとライフゲインのオマケ付き。しかし人間は小粒なものが多いので仮にライフを得られたとしてもほんの少しに留まることが多いだろう。
環境自体が速い上に、不死にはあまり効果がなかったりと環境にマッチしているかどうかは疑問だがそれでも除去は除去。無いのとあるのとでは安心感が違う。
・ファルケンラスの拷問者 3
人間を生贄にするとパワーアップ。人間でなくとも飛行は得られる。
人間を拷問してパワーアップとは実に非道い吸血鬼だ。
忠実な聖戦士(2マナ2/2警戒で死ぬと裏返る人間)とコモンお手軽コンボ。
このクリーチャーは能力による強化がどうのというよりは、他のマナなどの追加コスト無しでクリーチャーを生贄に捧げられるというところに真の魅力がある。つまり陰鬱を能動的に、しかも簡単に達成できるということだ。
このカードがコモンに登場したということは、今後の陰鬱を持つカードの評価に少なからず影響を与えることになるだろう。
・遠沼の骨投げ 4
《松明投げ/Torch Slinger(ZEN)》みたいなヤツ。
ダメージではなくマイナス修正なので再生を許さないのは評価できる。
本体の性能は高いとは言い難いが注目すべきはこれがゾンビであるということ。つまり墓地からの回収が他の種族よりも容易に行えるということだ。《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant(ISD)》や《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》などで再利用すればさらなるアドバンテージを確保できる。今後の黒の常套テクニックになりそうだ。
・影の悪鬼 5
スペクター能力付きの吸血鬼。
スペクターと異なり追放したカードはなんとプレイできてしまうので相手によっては多大なアドバンテージを得られる可能性もある。もっとも相手もこちらがプレイできるようなカードは追放してこないと思うのであまり役に立つ可能性はないと思われるが。
敢えて難点を挙げれば3/3しかないサイズ。飛行がついているがこの環境のフライヤーのサイズとしては少々物足りない。除去や装備品や生贄となる人間を用意してバックアップ体制を作っておこう。
・ゲラルフの伝書使 4
書いてあることは強いけど色拘束がなあ。
最初から黒決めうち気味にやるならいいかもしれないけど個人的にはこれが1パック目開封して出てきたときに、じゃあこれ取るわってすぐ決断させるほどのカードパワーはない。
黒いゾンビ界では最強クラスの性能を持つクリーチャーなので黒好きかどうかで評価が各人によって変わると思う。
・墓所這い 3
何度でも復活できる1マナ2/1は強い。
ブロックされて死んでも何度でも戻ってくるし生贄にも捧げたい放題。
単品では可も無く不可も無くなシナジー前提のカードなのでこういうデッキに魅力を感じるならピックしてみよう。
・墓所粛正 2
ローウィンにも同じ効果のスペルあったなあ。
墓地のクリーチャーを回収できるが、ハンドに直接くるわけではない。
グダった後に打つと強いので、デッキに一枚差しておくといい感じ。墓地を積極的に肥やすドレッジ系デッキで使っても悪くない。
回収してうれしいクリーチャーが多いかどうかに価値が左右されるので、デッキ内のクリーチャーの強さと相談だ。
・陰惨な発見 3
そのままではだたの重い《強要/Coercion(TMP)》だが、陰鬱すると二倍強要。
流石にハンドから一番強いカードを二枚抜くのは超強力なので、使うなら陰鬱を前提とした投入だ。陰鬱界に新たな衝撃が走るのは間違いないだろう。
ファルケンラスの拷問者や《脳ゾウムシ/Brain Weevil(ISD)》と共に相手のハンドをズタズタにしてやろう。
・悲惨な旅 3
《血の署名/Sign in Blood(M11)》の上位種。
打てば大きなカードアドバンテージを得られるがそれなりに痛い。
つまりこれを打っても問題ないぐらい、相手の攻撃を耐え凌げるデッキで使えということだ。
時を同じくして青に《予言/Divination(M12)》が再録されているので、これらを中心としたアドバンテージ戦略は確立されるだろう。
相手に打って最後の三点を削れるのも地味ながら役立つ。この色から飛んでくる直接火力は少ないので相手の警戒も薄い。
・名門のグール 3
2マナ2/1威嚇は強いがダブルシンボル。
なるべく速いターンに出してクロックを仕掛けたいので、使用の際は沼10枚は確保できるようにしたい。ゾンビなので回収しやすいのも素晴らしい。
こういう色拘束の強い「すごく強くはないが間違いなく強い系」のカードはドラフトでは色シグナルとして使いやすいので、賢明な協調派ドラフトプレイヤーはこのカードの流れには十分注意しておいたほうがいい。
・高まる野心 3
ちょっと重い《魔性の教示者/Diabolic Tutor(M12)》。FBすれば2倍。
重いが確実にアドバンテージを取りにいくタイプのカードなので、このカードを使っても手札に引き入れたいほどの強力カードがあれば投入を検討しよう。例えば《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》みたいなやつだ。
・不浄なるものミケウス 5
6マナ5/5威嚇と半端ではない戦闘能力に加え、有用な能力を2つも持っている。
さすが神話レア。
特に何も意識しなくても強いので、喜んでピックしよう。
・貪欲なる悪魔 5
5マナ4/4は黒のクリーチャーとしては悪くない部類に入る。《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee(ISD)》も陰鬱しなくてもそこそこ使えたしね。
しかしどうせなら人間を差し出して9/9飛行で殴りたい。なのでタネとなる人間は用意しておこう。白の人間トークンをばらまくカード(町民の結集)や生贄にすると何かが起こる人間(《霊廟の護衛/Mausoleum Guard(ISD)》とかそういうの)と組み合わせられると最高だ。
黒には他にも人間を生贄に要求するカードが何枚かあるので、黒白の人間生贄デッキはアーキタイプとして成立しそうだ。なんともおぞましいアーキタイプである。
・海墓の刈り取り 3
3マナでゾンビ一体、5マナでもう一体とお世辞にも効率のいいカードとはいい難い。《神聖を汚す者のうめき/Moan of the Unhallowed(ISD)》と比べるとえらく効率が悪い。
そのまま使っても大して強くないので、フラッシュバックを利用してドレッジデッキに組み入れるとかゾンビ強化カードと共に使うとか、なんらかの工夫を凝らしたい。
・盲したグール 2
いくら不死付きとはいえ4マナでブロックできない2/2ではねえ。いくらなんでも弱い。
これを使うときはよっぽどクリーチャーの頭数が足りてないとかそういうときだけにしたい。
・スカースダグの剥ぎ取り 4
人間一体をあらゆるクリーチャーと差し違えさせる凄いヤツ。対象に一切制限がないのが珍しい。リミテッドで繰り返し使える除去が強力なのはいつの時代だって変わらない。
自分も人間なので、自分を差し出すことにより最低でも1体は破壊できる。
是非とも白黒で組んで人間を投げまくろう。
・悪意に満ちた影 1
リミテッドでわざわざこんなエンチャント張ってダメージ与えるより、普通にクリーチャーだして殴ったほうがいいと思う。
一応《地獄の口の中/Into the Maw of Hell(ISD)》とコンボ。決まったら面白そうだが、狙ってみようとは全く思わない不思議。
・悲劇的な過ち 4
軽い除去。
そのままでは小粒クリーチャーしか除去できないが、コンバット中に使えばコンバットトリックとして機能するので工夫して使ってみよう。
陰鬱すればほぼ確定除去。ぜひとも陰鬱したい。陰惨な発見と共に陰鬱デッキを狙ってみよう。
・死せざる邪悪 3
死ぬはずだったクリーチャーが強化されて帰ってくる、一種のクリーチャー救助カード。
相手の除去からクリーチャーを救うだけでなく、自ら生贄にしてもよいのが他のクリーチャー救助スペルにはない使い道。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap(ISD)》とお手軽コンボ。他にも色々できそうな面白いカードだ。様々な使い道を発見してみよう。
・復讐に燃えた吸血鬼 3
3/2飛行不死は悪くないが、6マナはちと重い。
このマナ域のクリーチャーとしては弱い部類に入るので、できれば他のカードを使えるようにしたい。
同エキスパンションの銀爪のグリフィンに復活後も勝てないのが悲しい。
・覚醒舞い 3
3マナだが、陰鬱すると2/2が二体とかなりのマナ効率を誇るカード。
本体は人間なので人間を生贄にしたい時にも役立つ。
生贄エンジンとセットで使おう。効果自体は極めてシンプルなのだが、アンコモンなのが惜しい。
・ゾンビの黙示録 2
相手が人間デッキなら強そうだが、そうでないと6マナはちと重い。
スカーブを墓地に落としまくってこれで釣るというのは中々面白そうだが、果たして狙う価値があるかどうか。
相手のデッキ構成にも自分のデッキ構成にも強く依存するカードなので、汎用性は低い。はじめから積極的に取りに行きたくはない。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/darkascension/cig#
「青はクリーチャーが弱い色」なんて嘘だよね?なDKAのリミテッドでの使い道について書き連ねる企画その3。
5段階評価。カード名の横についている数字が大きいほど強いカード。
・黒猫 3
死んでもアドを失わないので気軽にチャンプブロックしたり生贄に捧げられる軽量クリーチャー。
陰鬱を持つ呪文と組み合わせるなど様々なシナジーが期待できるこのブロックらしいカード。
黒の2マナ域のクリーチャーとしては良質な部類に入ると思われる。
・マルコフに選ばれしもの 3
吸血鬼がいるとパワーアップする人間。
なんともフレーバー重視の能力を持ったカードだが実用性も高い。
変身すれば4/4とかなりの戦闘力を持つので、吸血鬼デッキの主力になりえる逸材。吸血鬼の4/4はなかなか除去されにくい。
表面は黒には珍しい人間なので、人間の生贄をコストに要求するカードのエサにもなる。
・不幸の呪い 1
呪いデッキを作れば強いカードだが、呪いデッキというものがリミテッドでアーキタイプとして成立するかどうかはまた別の話。
イニストラードの時点ではそういったアーキタイプは存在していなかったと思うが今後に期待。
ただ、仮に成立しても天啓の光というアンチカードがあるのは悲しいところだ。
・渇きの呪い 1
これまた呪いデッキ支援カード。《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart(ISD)》あたりと組み合わせれば呪いバーンが組めそうだが、果たしてそれがデッキとして成立するのか・・・?
我こそ最高にして最強の呪術師だという人は是非ともこの呪いデッキに挑んで欲しい。
・命取りの魅惑 3
強制的にクリーチャーを一体道連れにするスペル。同じく黒のクリーチャーである黒猫と特に相性がいい。
接死の付与はトランプルを持つ《ただれ皮の猪/Festerhide Boar(ISD)》との相性も素晴らしい。
他にも不死と組み合わせるとか活用方法は色々ある。研究のしがいのありそうなカード。
ただ《寄せ餌/Lure(M12)》能力ではないので相手は一番いらないクリーチャーをブロッカーとして差し出せばいいだけであるということを勘違いしないようにしておきたい。
・死の愛撫 4
5マナソーサリーとはっきり言って使い勝手はよくないが、一応確定除去。
人間を破壊するとライフゲインのオマケ付き。しかし人間は小粒なものが多いので仮にライフを得られたとしてもほんの少しに留まることが多いだろう。
環境自体が速い上に、不死にはあまり効果がなかったりと環境にマッチしているかどうかは疑問だがそれでも除去は除去。無いのとあるのとでは安心感が違う。
・ファルケンラスの拷問者 3
人間を生贄にするとパワーアップ。人間でなくとも飛行は得られる。
人間を拷問してパワーアップとは実に非道い吸血鬼だ。
忠実な聖戦士(2マナ2/2警戒で死ぬと裏返る人間)とコモンお手軽コンボ。
このクリーチャーは能力による強化がどうのというよりは、他のマナなどの追加コスト無しでクリーチャーを生贄に捧げられるというところに真の魅力がある。つまり陰鬱を能動的に、しかも簡単に達成できるということだ。
このカードがコモンに登場したということは、今後の陰鬱を持つカードの評価に少なからず影響を与えることになるだろう。
・遠沼の骨投げ 4
《松明投げ/Torch Slinger(ZEN)》みたいなヤツ。
ダメージではなくマイナス修正なので再生を許さないのは評価できる。
本体の性能は高いとは言い難いが注目すべきはこれがゾンビであるということ。つまり墓地からの回収が他の種族よりも容易に行えるということだ。《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant(ISD)》や《グール起こし/Ghoulraiser(ISD)》などで再利用すればさらなるアドバンテージを確保できる。今後の黒の常套テクニックになりそうだ。
・影の悪鬼 5
スペクター能力付きの吸血鬼。
スペクターと異なり追放したカードはなんとプレイできてしまうので相手によっては多大なアドバンテージを得られる可能性もある。もっとも相手もこちらがプレイできるようなカードは追放してこないと思うのであまり役に立つ可能性はないと思われるが。
敢えて難点を挙げれば3/3しかないサイズ。飛行がついているがこの環境のフライヤーのサイズとしては少々物足りない。除去や装備品や生贄となる人間を用意してバックアップ体制を作っておこう。
・ゲラルフの伝書使 4
書いてあることは強いけど色拘束がなあ。
最初から黒決めうち気味にやるならいいかもしれないけど個人的にはこれが1パック目開封して出てきたときに、じゃあこれ取るわってすぐ決断させるほどのカードパワーはない。
黒いゾンビ界では最強クラスの性能を持つクリーチャーなので黒好きかどうかで評価が各人によって変わると思う。
・墓所這い 3
何度でも復活できる1マナ2/1は強い。
ブロックされて死んでも何度でも戻ってくるし生贄にも捧げたい放題。
単品では可も無く不可も無くなシナジー前提のカードなのでこういうデッキに魅力を感じるならピックしてみよう。
・墓所粛正 2
ローウィンにも同じ効果のスペルあったなあ。
墓地のクリーチャーを回収できるが、ハンドに直接くるわけではない。
グダった後に打つと強いので、デッキに一枚差しておくといい感じ。墓地を積極的に肥やすドレッジ系デッキで使っても悪くない。
回収してうれしいクリーチャーが多いかどうかに価値が左右されるので、デッキ内のクリーチャーの強さと相談だ。
・陰惨な発見 3
そのままではだたの重い《強要/Coercion(TMP)》だが、陰鬱すると二倍強要。
流石にハンドから一番強いカードを二枚抜くのは超強力なので、使うなら陰鬱を前提とした投入だ。陰鬱界に新たな衝撃が走るのは間違いないだろう。
ファルケンラスの拷問者や《脳ゾウムシ/Brain Weevil(ISD)》と共に相手のハンドをズタズタにしてやろう。
・悲惨な旅 3
《血の署名/Sign in Blood(M11)》の上位種。
打てば大きなカードアドバンテージを得られるがそれなりに痛い。
つまりこれを打っても問題ないぐらい、相手の攻撃を耐え凌げるデッキで使えということだ。
時を同じくして青に《予言/Divination(M12)》が再録されているので、これらを中心としたアドバンテージ戦略は確立されるだろう。
相手に打って最後の三点を削れるのも地味ながら役立つ。この色から飛んでくる直接火力は少ないので相手の警戒も薄い。
・名門のグール 3
2マナ2/1威嚇は強いがダブルシンボル。
なるべく速いターンに出してクロックを仕掛けたいので、使用の際は沼10枚は確保できるようにしたい。ゾンビなので回収しやすいのも素晴らしい。
こういう色拘束の強い「すごく強くはないが間違いなく強い系」のカードはドラフトでは色シグナルとして使いやすいので、賢明な協調派ドラフトプレイヤーはこのカードの流れには十分注意しておいたほうがいい。
・高まる野心 3
ちょっと重い《魔性の教示者/Diabolic Tutor(M12)》。FBすれば2倍。
重いが確実にアドバンテージを取りにいくタイプのカードなので、このカードを使っても手札に引き入れたいほどの強力カードがあれば投入を検討しよう。例えば《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voltaren(ISD)》みたいなやつだ。
・不浄なるものミケウス 5
6マナ5/5威嚇と半端ではない戦闘能力に加え、有用な能力を2つも持っている。
さすが神話レア。
特に何も意識しなくても強いので、喜んでピックしよう。
・貪欲なる悪魔 5
5マナ4/4は黒のクリーチャーとしては悪くない部類に入る。《モークラットのバンシー/Morkrut Banshee(ISD)》も陰鬱しなくてもそこそこ使えたしね。
しかしどうせなら人間を差し出して9/9飛行で殴りたい。なのでタネとなる人間は用意しておこう。白の人間トークンをばらまくカード(町民の結集)や生贄にすると何かが起こる人間(《霊廟の護衛/Mausoleum Guard(ISD)》とかそういうの)と組み合わせられると最高だ。
黒には他にも人間を生贄に要求するカードが何枚かあるので、黒白の人間生贄デッキはアーキタイプとして成立しそうだ。なんともおぞましいアーキタイプである。
・海墓の刈り取り 3
3マナでゾンビ一体、5マナでもう一体とお世辞にも効率のいいカードとはいい難い。《神聖を汚す者のうめき/Moan of the Unhallowed(ISD)》と比べるとえらく効率が悪い。
そのまま使っても大して強くないので、フラッシュバックを利用してドレッジデッキに組み入れるとかゾンビ強化カードと共に使うとか、なんらかの工夫を凝らしたい。
・盲したグール 2
いくら不死付きとはいえ4マナでブロックできない2/2ではねえ。いくらなんでも弱い。
これを使うときはよっぽどクリーチャーの頭数が足りてないとかそういうときだけにしたい。
・スカースダグの剥ぎ取り 4
人間一体をあらゆるクリーチャーと差し違えさせる凄いヤツ。対象に一切制限がないのが珍しい。リミテッドで繰り返し使える除去が強力なのはいつの時代だって変わらない。
自分も人間なので、自分を差し出すことにより最低でも1体は破壊できる。
是非とも白黒で組んで人間を投げまくろう。
・悪意に満ちた影 1
リミテッドでわざわざこんなエンチャント張ってダメージ与えるより、普通にクリーチャーだして殴ったほうがいいと思う。
一応《地獄の口の中/Into the Maw of Hell(ISD)》とコンボ。決まったら面白そうだが、狙ってみようとは全く思わない不思議。
・悲劇的な過ち 4
軽い除去。
そのままでは小粒クリーチャーしか除去できないが、コンバット中に使えばコンバットトリックとして機能するので工夫して使ってみよう。
陰鬱すればほぼ確定除去。ぜひとも陰鬱したい。陰惨な発見と共に陰鬱デッキを狙ってみよう。
・死せざる邪悪 3
死ぬはずだったクリーチャーが強化されて帰ってくる、一種のクリーチャー救助カード。
相手の除去からクリーチャーを救うだけでなく、自ら生贄にしてもよいのが他のクリーチャー救助スペルにはない使い道。
《祭壇の刈り取り/Altar’s Reap(ISD)》とお手軽コンボ。他にも色々できそうな面白いカードだ。様々な使い道を発見してみよう。
・復讐に燃えた吸血鬼 3
3/2飛行不死は悪くないが、6マナはちと重い。
このマナ域のクリーチャーとしては弱い部類に入るので、できれば他のカードを使えるようにしたい。
同エキスパンションの銀爪のグリフィンに復活後も勝てないのが悲しい。
・覚醒舞い 3
3マナだが、陰鬱すると2/2が二体とかなりのマナ効率を誇るカード。
本体は人間なので人間を生贄にしたい時にも役立つ。
生贄エンジンとセットで使おう。効果自体は極めてシンプルなのだが、アンコモンなのが惜しい。
・ゾンビの黙示録 2
相手が人間デッキなら強そうだが、そうでないと6マナはちと重い。
スカーブを墓地に落としまくってこれで釣るというのは中々面白そうだが、果たして狙う価値があるかどうか。
相手のデッキ構成にも自分のデッキ構成にも強く依存するカードなので、汎用性は低い。はじめから積極的に取りに行きたくはない。
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