闇の隆盛カードリスト
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/darkascension/cig#

プレリ目前DKAのリミテッドでの使い道について書き連ねる企画その5。
5段階評価。カード名の横についている数字が大きいほど強いカード。

・茨群れの頭目 4
4マナ3/3がインスタントタイミングで出てくる上にプチ《巨大化/Giant Growth(M10)》までついてくる脅威の生物。
4/5以下のサイズの地上攻撃クリーチャーはこれ単体で仕留められるし、他のブロッカーと組み合わせれば上手くすれば0対2交換もできる。
相手が緑であり不自然に4マナ構えてターン終了してきたらこのカードは警戒しておいたほうがよい。

・しがみつく霧 2
《濃霧/Fog(M12)》の亜種だが3マナと重い。
窮地になってから使えば警戒持ちにも効く《もつれ/Tangle(INV)》になるが、そのためにこのカードをデッキに入れるかというとちょっとなあ。
他に優先すべきカードはいくらでもありそうなものだが。

・押しつぶす蔦 3
リミテッドでは貴重な飛行クリーチャー除去。
緑は飛行クリーチャーを止める手段に乏しい色なので重宝するだろう。
加えてアーティファクトも割れるが、このブロックには装備品が多いので役に立つ機会も多いと思う。このエキスパンションのアーティファクト破壊カードにはこのフレーズばかり書いてるな・・・。

・夜明け歩きの大鹿 3
2マナ2/2というサイズは立派。
それに加え《不屈の自然/Rampant Growth(M12)》まで打てるのだから弱いわけがない。
緑のコモン2マナ域には《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》と《暗茂みの狼/Darkthicket Wolf(ISD)》という優秀なクリーチャーがいたが、このクリーチャーはそんな緑2マナ域をより強化する一枚。
任意のタイミングで生贄に捧げられるので陰鬱との相性もいい。
吠え群れの飢え(クリーチャーに+1/+1カウンターを載せる1マナスペル。陰鬱だと3個のせる。)は同色のコモンということもあり、よい相棒になりそうだ。

・錯乱したのけ者 4
イラストを見る限り人間を獣のエサにするということらしい。怖い。
実際に能力も強力で、いらない人間をほいほい食べて他の生物の強化に役立てられる。カウンターが一気に2つも載るので、飛行や威嚇などの回避能力持ちに載せられるとよい。
自身が人間なので、自身を生贄にすることも可能なのは素晴らしい。

・森林の好意 1
ブロック抑制エンチャントなのだが、3点ばかりのライフを得ても仕方が無い。
もちろん殴ってくる分には全く意味のない能力であり、これに3マナも払っていられるほどリミテッド環境は易しくはない。
いわゆる14手目枠のひとつ。
あえて良い点を上げればその美しいイラストだ。

・群れに餌 4
6マナと重いが、例えばタフネス3のクリーチャーを生贄にするだけで熊が3体も出てくるのは中々の脅威。確実に放っておけないタイプのエンチャント。
なるべくならタフネスの高いものを餌にしたいので、《蜘蛛の掌握/Spidery Grasp(ISD)》でタフネスを上げるとかしてやると良い。
《要塞ガニ/Fortress Crab(ISD)》を餌にできればウッハウハ。

・グール樹 4
そのままでは8マナと重いが、通常リミテッドではゲームが進めばクリーチャーの2,3体は墓地に落ちるため実質5マナぐらいで唱えられるだろう。
当然墓地肥やしシステムと組み合わせると凄いことに。《根囲い/Mulch(ISD)》あたりが良き相棒となるだろう。
ただし10/10とサイズはすごいが何の回避能力も持たないため、そのままでは《荘園の骸骨/Manor Skeleton(ISD)》一体で止まってしまう。《継ぎ当ての翼/Cobbled Wings(ISD)》や野生の飢え(+3/+1修正とトランプルを与えるインスタント)など回避能力を与える手段との併用が望ましい。

・墓耕しのワーム 3
陰鬱すれば6マナ8/8トランプルと脅威のサイズ。
是非とも陰鬱を狙っていこう。マナ加速から速やかに出すのもよい。
最悪陰鬱しなくても4/4と最低限の性能はあるため、このマナ域のクリーチャーとしては優れた性能を持ったクリーチャーだ。

・不気味な開花 3
墓地のクリーチャーの枚数次第だが、普通のデッキでプレイしてもゲーム中盤以降にもなれば3枚ぐらいは引けるだろう。
もちろんドレッジ系の墓地を進んで肥やしにいくデッキで使えばとてつもない量のカードが引けるだろう。
ドレッジというアーキタイプを目指す際には是非とも確保しておきたいカードだ。ただし引きすぎによるライブラリーアウトには気を付けよう。

・ホロウヘンジの獣 3
5マナ5/5というマナレシオは素晴らしい。ほとんどのクリーチャーとの戦闘に勝てるサイズだ。コモンにしてこの性能とは、さすがファッティを得意とする緑だけのことはある。
ミラディンの傷跡ブロックではマナマイアによるマナ加速から《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》を速やかにだす「恐竜」デッキがアーキタイプの一つとして確立されていたが、このブロックでも《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim(ISD)》や軽蔑された村人(2マナのマナが出る狼男)でマナブーストし、これと《赤子捕らえ/Kindercatch(ISD)》を連打するようなタイプの新しい恐竜デッキが誕生するかもしれない。

・吠え群れの飢え 3
とりあえずクリーチャーのサイズをインスタントタイミングで上げられるのでコンバットトリックとして使える。1マナと軽い上に、しかもカウンターによる永続的な修正なのでより使い勝手はよい。
陰鬱すると一気に3個という凄い量のカウンターが載ることになる。
例えば《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》で相手のクリーチャーをチャンプブロックして出たスピリットトークンにこれを使えばあっという間に4/4の巨大飛行生物が完成する。コモンにしてこの性能は素晴らしい。
+1/+1カウンターを載せるという効果の都合上、上手く使えば不死を阻止できるということも覚えておこう。

・高まる残虐性 5
極めて簡単にファッティを作り出すスペル。
実質的に強化オーラのようなもので脆さはあるが、とにかく載せる量が半端ではなく相手に対処を強要させる。なにせ1/1スピリットトークンに載せただけでも6/6飛行の殺戮兵器が出来上がるんだからたまったものではない。これが4マナならお安いってもんでしょう。
FBならもうギャグみたいな量のカウンターが載る。ここまで載せなくてもいいからもう1マナ軽くして欲しかったという思いもあるが、7マナは十分手に届く範囲だし期待していいだろう。

・ケッシグの出家蜘蛛 4
緑の苦手とする飛行クリーチャーを止められる到達は貴重。
接死まであるので地上のファッティとも相打ちが取れる素晴らしいクリーチャー。接死を生かして《捕食/Prey Upon(ISD)》とのお手軽コンボも可能。
今まで白や青の飛行クリーチャーに苦しめられてきた緑の救世主となれる逸材だ。

・ラムホルトの古老 2
裏面は強いんだけど表面は激弱。
イニストラードまでの感覚だといくら裏面が強くても表面の弱い狼男は弱いという評価がされているので、これもその法則に従えば弱いということになる。
《月霧/Moonmist(ISD)》や《昇る満月/Full Moon’s Rise(ISD)》でサポートする狼男デッキが作れればワンチャン?

・森での迷子 1
クソレア枠。
5マナと重い上に効果が不確実。
攻撃クリーチャーを破壊や追放するならともかく、戦闘から取り除くだけじゃ一時凌ぎにしかならない。
どう頑張っても使えない。

・捕食者のウーズ 3
書いてあることは強いけどトリプルシンボルがネック。
緑緑緑が揃う頃に1/1出してゆっくり育ててる暇があるかどうか。
相当緑の濃いデッキで使うとかしないとその強さを十分に発揮できないと思う。
逆にそういうデッキを組む自信があるなら積極的にピックしていくべき。

・軽蔑された村人 3
今回のマナクリーチャー枠は狼男。
表面でも2マナのマナ加速なので悪くない。裏返ればさらなるマナが出るのでやはり悪くない。
緑の大型クリーチャーは全体的に優秀な印象を受けるので、このようなマナ加速の価値も高いと思われる。

・ソンバーワイルドのドライアド 3
2マナ2/2なのでそれだけで強いが森渡りにより緑相手には無双する。
緑相手には装備品などで強化してやればあっというまに相手を倒してしまえるだろう。自分が緑をやるときにはカットの意味もこめてこのカードは早めにピックしておきたい。
イニストラードといい闇の隆盛といい緑の2マナ域は本当に優秀だ。

・絡み根の霊 4
2/1に不死がついているのはなかなかの脅威。死んでもいいので気軽にアタックに行ける。
1/3以上のブロッカーを用意できない限りブロックするのは難しいため相手からすると厄介なクリーチャーになりそうだ。
こんなクリーチャーが2マナなので大サービスと言っても過言ではない。2t目に出せればかなりの量のライフを持っていけるだろう。

・追跡者の本能 3
スカる可能性もあるが、アドバンテージの取れる可能性のあるスペル。クリーチャー版《根囲い/Mulch(ISD)》といったところ。
40枚デッキ内にクリーチャーが15体入っているとすれば手札に入れられるカードの期待値は1.5枚。FB込みなら3枚だ。FBコストも軽く打ちやすいのでこの色のデッキを作る際には手軽なアドバンテージエンジンとして強力なカード。
《根囲い/Mulch(ISD)》同様墓地も肥えるのでドレッジデッキならさらに強力。

・ウルフェンワルドの熊 3
3マナ2/2は緑のクリーチャーとしてはもの足りないので使うなら陰鬱目当て。
逆に陰鬱できれば文句無しに強力なクリーチャーなので陰鬱できるかどうかにかかっている。
このエキスパンションには陰鬱との相性がよいカードが特に黒に何枚が含まれているのでそれらに注目してみよう。

・村の生き残り 4
5マナ4/5警戒は立派なサイズ。攻防に渡って活躍できる。
このサイズのクリーチャーと単体で戦闘して勝てるクリーチャーは非常に少ない。
窮地に追いやられると味方全員に警戒が付くが、まああまり気にしなくてよいだろう。

・食百足 5
5マナ5/4警戒トランプル。不死。強い。
殴ってきたこれをブロックして倒すと6/5になって帰って来る。しかしブロックしなくても警戒のおかげでブロッカーとして以前として立っているのでこちらの攻撃も通らない。能力が非常によく噛み合ったよいクリーチャーだ。さすが神話レア。
色拘束には注意。

・野生の飢え 4
攻撃的コンバットトリック。
トランプルと高いパワーへの修正が噛み合っている。
特に不死持ちとの相性がよい。
不死を持ったクリーチャーによる特攻に見せかけたアタックを油断してブロックしてきた相手の生物を破壊した上にトランプルのダメージも貫通させられる。
戻ってきた不死クリーチャーにFBで二度美味しい。流石に二度目は見えているので抑止力になるぐらいだと思うが、そう何度もクリーチャーの攻撃は通せないのでやっぱり強い。
さらにトランプル付与の副次的効果として接死との相性が良い。
《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》とお手軽シナジー。
また高いパワー修正は先制攻撃との相性もいいので、《ケッシグの狼/Kessig Wolf(ISD)》ともシナジー。
総じて赤緑という色の性格に非常にマッチした優れたカードだ。

・狼に噛まれた囚人 4
表面からして既に強いが、裏返ってもやっぱり強い。
呪文を唱えずにマナを使えるという自分の能力により、自らが裏返るのをサポートできるため自己完結している。
いわゆるただ強系レア。見かけて色が合えばピックしよう。
両面なのでリアルドラフトなら色主張もできるぞ。

・若き狼 3
1マナ1/1不死は派手な強さこそないがブロッカーとして優秀。
これが立っていればタフネス1の地上クリーチャーはそうそう殴ってこれないだろう。それ以上のサイズを持つクリーチャーのアタックも1度チャンプブロック可能。
生贄要員としても優秀で、1マナのクリーチャーのくせに2度も生贄に捧げられるのはこのカードにしか成し得ない技だ。《縫い師の見習い/Stitcher’s Apprentice(ISD)》との相性は抜群。つまり陰鬱との相性も良い。
実に渋いクリーチャーだ。

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