死儀礼のシャーマン/ Dethrite Shaman B/G

クリーチャー―エルフ・シャーマン R
T:いずれかの墓地にある土地カードを対象とし、それを追放する。あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。
B,T:いずれかの墓地にあるインスタント・カード一枚かソーサリー・カード一枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
G,T:いずれかの墓地にあるクリーチャー・カードを対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。
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ラヴニカへの回帰スポイラー大量流出時に判明したカードの一つです。
以前この日記でも紹介した(http://85872.diarynote.jp/201209180022037263/)のですが、改めてスタンダードの視点から考察します。

まずは1番目のマナブースト能力です。
墓地の土地リムーブというコストの工面ですが、進化する未開地を使って墓地に落とすのは手っ取り早い方法の一つ。3色以上のデッキが増えそうな今後は色マナ供給安定のために未開地の価値も増してくるかと思われます。このクリーチャー自身も好きな色のマナを出すという色マナ安定供給の側面も持っているので尚更役に立つことでしょう。

もう一つは墓地肥やしスペルによる方法。
《根囲い/Mulch(ISD)》、《追跡者の本能/Tracker’s Instincts(DKA)》はいい相棒になれそうです。これらのスペルを使ったFritesはM12の退場後は極楽鳥というマナ基盤を失うことになりますが、このクリーチャーはちょうどその穴を埋められるでしょう。
RTRには忌まわしい回収(5枚ライブラリートップ見てクリーチャーを一枚ハンドに、残りを墓地に置くスペル)まで加わるので、専用にデッキを組めばマナクリーチャーとして数えてもいいレベル。

他にも《甲冑のスカーブ/Armored Skaab(ISD)》はビートダウン対策もかねる優秀な墓地肥やしスペルです。ゴルガリのような地上クリーチャーで攻めるデッキが台頭すれば候補に入りうるはず。

またマナクリーチャーとして見るとタフネスが2あり1点除去では死なないという点も頼もしいクリーチャーです。

2番目の能力は瞬唱対策。
RTRでは多くのアンチカードが作られた《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》ですが、そう簡単には環境から消えることはないでしょう。
特に瞬唱をピンポイントで対策するのではなくメインボードからついでに対策できるこの能力は緑黒デッキに大きなアドバンテージ。

2点というライフ量も同じく1マナシステムクリーチャー《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》を考えれば効率は良いと言えます。

3番目の能力はゾンビと《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》対策。
これでゾンビ対策をするということは2点のライフゲインも有効なはず。実に噛み合ってます。

屈葬も緑1マナとこれを立たせておくだけでけん制できてしまいます。相手が動かなかったらエンドステップに2番目の能力を起動すればいいだけですからね。

総じて汎用性が極めて高く、1マナ1/2のクリーチャーとしてはかなり高性能な部類に入るクリーチャーです。
私もさっさと4枚集めてデッキを作ってみようと思います。

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