【GTC】アーキタイプ:オルゾフの性質
2013年2月11日 Magic:the Gathering コメント (4)先週末のドラフト結果
金曜
オルゾフ:2-1
土曜
オルゾフ:2-1
オルゾフt青:3-0
白メインt赤黒:2-1
オルゾフ:2-1
オルゾフ:1-2
日曜
青メインt緑黒赤:2-0
ときどき色をタッチしているがオルゾフばかり。
ちなみに先々週末も同じようにオルゾフをプレイしていたので、GTCドラフトは6割以上オルゾフをプレイしているようである。
仮にアーキタイプがギルドの数だけ存在してるとすると一つのギルドをプレイする割合は2割なのでこの数字は異常。
で、なんでこうなるかと言えば自分のピックの傾向が受けの広いピックを目指すリスク回避型だからなんだと思う。
これぐらい回数をこなしていると段々とギルドの性質というヤツも見えてくるが、オルゾフは主要パーツがコモンで完結しているのが利点。
オルゾフは強請と書いてあるカードと回避能力持ちをピックしているだけでデッキになるが、この色はそのどちらも豊富に存在するのでいつでも参入しやすい。
《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》や《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》など他のアーキタイプでは使用しにくいカードがプレイアブルカードとして扱えるのも参入しやすさの一因。
RTRでいうところのアゾリウスと良く似た性質だと思う。アゾリウスも飛行クリーチャーと壁を集めているだけで形になったし、その両方が種類を豊富に揃えていた。
そしてアゾリウスと同じくオルゾフは参入しやすい代わりにリターンも少ない。
具体的に言うと2-1しやすいが3-0はしにくいということ。
実際に自分の過去のオルゾフを使ったドラフトの成績の8割は2-1だ。
つまりプレミアイベントなど3-0を目指さないといけない卓ではオルゾフはあまりやるべきではないギルドだ。
それと真逆なのがボロスだ。
ボロスは素早く大隊を達成するための十分な数のクリーチャーを確保することが求められるギルドであり噛み合わなければすぐに敗北に繋がる。長期戦ではクリーチャーのサイズやスペルで他の色に適わないからだ。
そしてボロスにとっての十分な数のクリーチャーは他のギルドに比べて遥かに多い上に幅が狭い。防衛持ちやシステムクリーチャーは計算しにくいからだ。
ゆえにボロスはピックの早い段階から最終完成系を睨んだピックを求められるので受けの広いピックは困難。決め打ち気味のピックをしなければいけない。
十分なクリーチャーとサポートスペルによりドブン瞬殺ができる完成されたボロスは3-0に最も近いアーキタイプだが、それと同時にどうしようもないクソデッキになる可能性もある。つまりハイリスクハイリターンなギルド。
オルゾフとボロスという真逆の性質を持つギルドが白を挟んで隣あっているのは面白い。
金曜
オルゾフ:2-1
土曜
オルゾフ:2-1
オルゾフt青:3-0
白メインt赤黒:2-1
オルゾフ:2-1
オルゾフ:1-2
日曜
青メインt緑黒赤:2-0
ときどき色をタッチしているがオルゾフばかり。
ちなみに先々週末も同じようにオルゾフをプレイしていたので、GTCドラフトは6割以上オルゾフをプレイしているようである。
仮にアーキタイプがギルドの数だけ存在してるとすると一つのギルドをプレイする割合は2割なのでこの数字は異常。
で、なんでこうなるかと言えば自分のピックの傾向が受けの広いピックを目指すリスク回避型だからなんだと思う。
これぐらい回数をこなしていると段々とギルドの性質というヤツも見えてくるが、オルゾフは主要パーツがコモンで完結しているのが利点。
オルゾフは強請と書いてあるカードと回避能力持ちをピックしているだけでデッキになるが、この色はそのどちらも豊富に存在するのでいつでも参入しやすい。
《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》や《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》など他のアーキタイプでは使用しにくいカードがプレイアブルカードとして扱えるのも参入しやすさの一因。
RTRでいうところのアゾリウスと良く似た性質だと思う。アゾリウスも飛行クリーチャーと壁を集めているだけで形になったし、その両方が種類を豊富に揃えていた。
そしてアゾリウスと同じくオルゾフは参入しやすい代わりにリターンも少ない。
具体的に言うと2-1しやすいが3-0はしにくいということ。
実際に自分の過去のオルゾフを使ったドラフトの成績の8割は2-1だ。
つまりプレミアイベントなど3-0を目指さないといけない卓ではオルゾフはあまりやるべきではないギルドだ。
それと真逆なのがボロスだ。
ボロスは素早く大隊を達成するための十分な数のクリーチャーを確保することが求められるギルドであり噛み合わなければすぐに敗北に繋がる。長期戦ではクリーチャーのサイズやスペルで他の色に適わないからだ。
そしてボロスにとっての十分な数のクリーチャーは他のギルドに比べて遥かに多い上に幅が狭い。防衛持ちやシステムクリーチャーは計算しにくいからだ。
ゆえにボロスはピックの早い段階から最終完成系を睨んだピックを求められるので受けの広いピックは困難。決め打ち気味のピックをしなければいけない。
十分なクリーチャーとサポートスペルによりドブン瞬殺ができる完成されたボロスは3-0に最も近いアーキタイプだが、それと同時にどうしようもないクソデッキになる可能性もある。つまりハイリスクハイリターンなギルド。
オルゾフとボロスという真逆の性質を持つギルドが白を挟んで隣あっているのは面白い。
コメント
>具体的に言うと2-1しやすいが3-0はしにくいということ
と言う事なんだけど、これはどうして?対戦結果からかな。
論旨に沿えばコモンだけでデッキになる→アンコ以上が入ってくれば良いデッキになる
ってなりそうだけど。
対戦結果が論拠のひとつなのは間違いないですね。矛盾しているようですが。
内容に関して言えばドラフトでのオルゾフってレアリティ間の格差が他ギルドと比べて低いと感じるんですよ。
例えばアーキタイプボロスにおいて大隊を持つアンコモンである《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》や《火拳の打撃者/Firefist Striker(GTC)》は1マナのアタッカーや頭数兼ブロック回避という点でコモンでは無し得ない働きをしますよね?
対してオルゾフのキーワード能力持ちアンコモン《債務の騎士/Knight of Obligation(GTC)》や《スラルの寄生虫/Thrull Parasite(GTC)》はコモンのそれらと比べても大した差が無く、むしろコモンのほうが優先される場合もあります。
特に《債務の騎士/Knight of Obligation(GTC)》は一見とても強力なアンコモンに見えますが、実際使うと回避能力がないことやマナ域の割にパワーが無い点が思った以上に響きます。
その上で適度にアンコモンが入ったボロスと適度にアンコモンが入ったオルゾフではデッキパワーでボロスが勝つと思うんですよ。
総じてオルゾフは各レアリティに満遍なく7点カードが揃っているけど、ずば抜けて高いカードパワーを持つカード(=替えの利かない)が少ないという印象。
逆にボロスはそれでしか無し得ない仕事をするカードが多くて、いくつかの8点カードと6点カードがあるという印象があります。
なので8点カードを23枚集めた人が3-0に近づくって理論です。
その上でボロスが食い合う卓だと緑系ギルド(グルールorシミック)にやられるという。
パーツがコモンに存在するからある程度のデッキは作りやすいけど、極端に強いデッキは作りにくくて、他のギルドの完成度が高いとそれらに負けると・・・。
結果は卓の他の要素(プレイヤーとか)に左右される部分が大だと思うけど、理論的だし3-0縛りなら選択しない方が良さそうだね。
基本的には協調してお互いを育てあうのに、こっちだけ先に頭打ちになるんじゃ選択出来ない。
それでもそのギルドを選択せざるを得ない状況はありえるから厳しいのだけど・・・。
オルゾフってなんというか他プレイヤー任せのギルドなんですよ。
他ギルドが協調できてたら負け、ぐちゃってたら勝ちみたいな。
つまり他のプレイヤーが強硬派が協調派かによって勝率が決まるので卓の8人の思考を流れから把握できないと3-0するのは難しいと感じてます。
卓全体を俯瞰的に把握できる能力があれば苦労しないんですが、なかなかそうもいかないんですよね・・・。