・ミスターゲートクラッシュとは?
マジックのエキスパンションにはドラフトにおいてあまりにカードパワーが低く、メインデッキはおろかサイド後の使用すら考慮されないカードが存在する。(例:《都の芽吹き/Urban Burgeoning(RTR)》、《火口化/Craterize(M13)》など)
当然これらのカードはピックされずに卓をグルグル回るので、ドラフト中頻繁に目にすることになる。14手目の《火口化/Craterize(M13)》を見て「ああ、またこれか」という感想を抱いた人は数多くいるだろう。
つまりドラフターにとってはおなじみのカード群なわけだが、その中でも最弱のものを筆者の独断により決定。
そして一種の敬意をこめて「ミスター」という呼称を与えることにした。
ちなみにこの企画だが別にゲートクラッシュに限ったことではなく、同様にミスターミラディンやミスターアヴァシンといったものも当然存在する。
それではランキング形式でミスターゲートクラッシュ候補を紹介していこう。
<ルール>
・コモンであること。アンコモン以上にも残念カードは存在するが、ピック中に目にする頻度が段違いなので対象外。
・とにかく弱いこと。
第5位:《ギルド嘲笑いの護法印/Guildscorn Ward(GTC)》
カード一枚使って得られる効果と言えば限定的なプロテクションのみ(嘲笑)。しかもオーラなので脆い。いくら多色環境とはいえこれはあんまりだろう。
対戦相手が《ウォジェクの矛槍兵/Wojek Halberdiers(GTC)》をデッキに6枚ぐらい入れてたとしても使うかは怪しい。
しかしながらマナコストの軽さ、極めて限定的ではあるがファッティにつければ状況によってはゲームに勝ちうるポテンシャルを持つため5位とさせてもらった。
第4位:《剃刀式鞭/Razortip Whip(GTC)》
4位にはアーティファクト界の大物、剃刀式鞭がランクイン。
2マナを使って場に出した後やることと言えば対戦相手に毎ターン1点のダメージを与えるのみ。しかも起動の度にマナを要求してくるオマケ付きだ。
対戦相手がオルゾフやディミーアでゲームが長引きそうならサイド後入れてもいいという気にさせてくれるかもしれないが気のせいだろう。
とはいえ一応一枚でゲームに勝つ可能性があるため第4位とさせてもらった。
第3位:《散乱する電弧/Scatter Arc(GTC)》
一見使用に耐えうるように見えるが全くそんなことはないカード。
この除去が弱い上にクリーチャーが強い環境でのんきに4マナも構えてエンドしてたらすぐに殴り殺されること間違いナシ。
対戦相手が《無慈悲な追い立て/Merciless Eviction(GTC)》を3枚デッキに入れて使っているとかいう場合でもなければデッキに入る事はない。
はっきり言って酷いカードだが、それでも限定的ではあるがアドバンテージを取る可能性があるため3位となった。
第2位:《捕食者の関係/Predator’s Rapport(GTC)》
3マナ払ってやることと言えばライフゲイン。以上。
しかもクリーチャーを用意する必要がある上に対象を取るため立ち消えのリスクすらあるという残念っぷり。
これまで数多くのライフを得るだけのカードがドラフトプレイヤーの前を通過していったが、そのライフゲイン界の中でもかなりの大物だ。
例え超速ボロス相手でもデッキに入ることは断じてありえない。おとなしく基本地形を入れてマナスクリューのリスクを下げよう。
ありとあらゆるデッキ相手にまずデッキに入ることのないカードであり、そのカードパワーの低さは他の追随を許さないかと思われたが、惜しくもミスターゲートクラッシュには至らなかった。その理由はミスターゲートクラッシュを見ていただければわかる。
--------
ここまで屈指のカードパワー(勿論低いという意味でだ)を誇るカード達がノミネートされてきた。
しかしそれらを遥かに上回る超大物がこのゲートクラッシュには存在したのである・・・。
それでは発表しよう。
ミスターゲートクラッシュ:《構造崩壊/Structural Collapse(GTC)》
このカードはヤバい。何がヤバいってまず書いてあることが酷い。
相手はアーティファクトと土地一個を失う。
以上。
しかも、しかもだ。
なんと選ぶのは対戦相手である。
これをヤバいと言わずして何をヤバいと言えるだろうか。
さらにこのカードの右上に書いてある数字を見てみよう。5Rとある。
このマジック・ザ・ギャザリングというゲームは右上に書いてある数字やマナシンボルが多いほど強力な効果をもつという原則があるが、この構造崩壊はまさにマジックの構造を崩壊しにかかっているとは言えないだろうか?
1ターンに土地を1枚休むことなく置き続けたとしても、このカードを使えるのは6ターン目ということになる。そんな段階で土地一個とアーティファクト一個を失わせて一体何をしようというのか?
この環境では下手したらアーティファクトを相手がコントロールしていない可能性だって十分にある。
たとえアーティファクト山盛りなミラディンブロックでさえ使用をためらわれるこのカードは一言の文句のつけようもない、まごうこと無きミスターゲートクラッシュだ。
君がゲートクラッシュのドラフトをし続ける限り、14手目のこいつを見て「またお前か」と心の中で口にすることになるだろう。
マジックのエキスパンションにはドラフトにおいてあまりにカードパワーが低く、メインデッキはおろかサイド後の使用すら考慮されないカードが存在する。(例:《都の芽吹き/Urban Burgeoning(RTR)》、《火口化/Craterize(M13)》など)
当然これらのカードはピックされずに卓をグルグル回るので、ドラフト中頻繁に目にすることになる。14手目の《火口化/Craterize(M13)》を見て「ああ、またこれか」という感想を抱いた人は数多くいるだろう。
つまりドラフターにとってはおなじみのカード群なわけだが、その中でも最弱のものを筆者の独断により決定。
そして一種の敬意をこめて「ミスター」という呼称を与えることにした。
ちなみにこの企画だが別にゲートクラッシュに限ったことではなく、同様にミスターミラディンやミスターアヴァシンといったものも当然存在する。
それではランキング形式でミスターゲートクラッシュ候補を紹介していこう。
<ルール>
・コモンであること。アンコモン以上にも残念カードは存在するが、ピック中に目にする頻度が段違いなので対象外。
・とにかく弱いこと。
第5位:《ギルド嘲笑いの護法印/Guildscorn Ward(GTC)》
カード一枚使って得られる効果と言えば限定的なプロテクションのみ(嘲笑)。しかもオーラなので脆い。いくら多色環境とはいえこれはあんまりだろう。
対戦相手が《ウォジェクの矛槍兵/Wojek Halberdiers(GTC)》をデッキに6枚ぐらい入れてたとしても使うかは怪しい。
しかしながらマナコストの軽さ、極めて限定的ではあるがファッティにつければ状況によってはゲームに勝ちうるポテンシャルを持つため5位とさせてもらった。
第4位:《剃刀式鞭/Razortip Whip(GTC)》
4位にはアーティファクト界の大物、剃刀式鞭がランクイン。
2マナを使って場に出した後やることと言えば対戦相手に毎ターン1点のダメージを与えるのみ。しかも起動の度にマナを要求してくるオマケ付きだ。
対戦相手がオルゾフやディミーアでゲームが長引きそうならサイド後入れてもいいという気にさせてくれるかもしれないが気のせいだろう。
とはいえ一応一枚でゲームに勝つ可能性があるため第4位とさせてもらった。
第3位:《散乱する電弧/Scatter Arc(GTC)》
一見使用に耐えうるように見えるが全くそんなことはないカード。
この除去が弱い上にクリーチャーが強い環境でのんきに4マナも構えてエンドしてたらすぐに殴り殺されること間違いナシ。
対戦相手が《無慈悲な追い立て/Merciless Eviction(GTC)》を3枚デッキに入れて使っているとかいう場合でもなければデッキに入る事はない。
はっきり言って酷いカードだが、それでも限定的ではあるがアドバンテージを取る可能性があるため3位となった。
第2位:《捕食者の関係/Predator’s Rapport(GTC)》
3マナ払ってやることと言えばライフゲイン。以上。
しかもクリーチャーを用意する必要がある上に対象を取るため立ち消えのリスクすらあるという残念っぷり。
これまで数多くのライフを得るだけのカードがドラフトプレイヤーの前を通過していったが、そのライフゲイン界の中でもかなりの大物だ。
例え超速ボロス相手でもデッキに入ることは断じてありえない。おとなしく基本地形を入れてマナスクリューのリスクを下げよう。
ありとあらゆるデッキ相手にまずデッキに入ることのないカードであり、そのカードパワーの低さは他の追随を許さないかと思われたが、惜しくもミスターゲートクラッシュには至らなかった。その理由はミスターゲートクラッシュを見ていただければわかる。
--------
ここまで屈指のカードパワー(勿論低いという意味でだ)を誇るカード達がノミネートされてきた。
しかしそれらを遥かに上回る超大物がこのゲートクラッシュには存在したのである・・・。
それでは発表しよう。
ミスターゲートクラッシュ:《構造崩壊/Structural Collapse(GTC)》
このカードはヤバい。何がヤバいってまず書いてあることが酷い。
相手はアーティファクトと土地一個を失う。
以上。
しかも、しかもだ。
なんと選ぶのは対戦相手である。
これをヤバいと言わずして何をヤバいと言えるだろうか。
さらにこのカードの右上に書いてある数字を見てみよう。5Rとある。
このマジック・ザ・ギャザリングというゲームは右上に書いてある数字やマナシンボルが多いほど強力な効果をもつという原則があるが、この構造崩壊はまさにマジックの構造を崩壊しにかかっているとは言えないだろうか?
1ターンに土地を1枚休むことなく置き続けたとしても、このカードを使えるのは6ターン目ということになる。そんな段階で土地一個とアーティファクト一個を失わせて一体何をしようというのか?
この環境では下手したらアーティファクトを相手がコントロールしていない可能性だって十分にある。
たとえアーティファクト山盛りなミラディンブロックでさえ使用をためらわれるこのカードは一言の文句のつけようもない、まごうこと無きミスターゲートクラッシュだ。
君がゲートクラッシュのドラフトをし続ける限り、14手目のこいつを見て「またお前か」と心の中で口にすることになるだろう。
コメント
いいっ!この企画はいいですね!
《構造崩壊》なんてカードがあるのも知りませんでした。
真木さんが☆2つもつけているというのに!(大丈夫か真木さん
構造崩壊は相手が選べるんですか…びっくりです。
散乱する電狐は確定除去なら強かったのに…強すぎですかね?
散乱する電狐
クリーチャーも含むという意味です。
汚してしまってすいません。
個人的に剃刀式鞭はワンチャンあるのか!?とか思ってます。
オルゾフ、ディミーア相手に結構効きます。1マナ起動は以外に優秀。ボロスで入れるスペースあるならサイドインもありかと。
この中では格が違うような気がします(程度問題ですが・・・)
実は構想自体はミラディンの傷跡の頃から既にあったりw
なかなか字に起こすのは大変ですなあ。
>ASAさん
ヤツは何を隠そうシミックへのサイドボードとして採用され活躍した実績があるのです。
>hyt777さん
確定カウンターだと結構強そうですね。
というか《放逐/Dismiss(TMP)》ですねw
>無界さん
確かにワンチャンはありますね。ワンチャンですがw
強請でゲインしてくるオルゾフにはともかく、ディミーア相手なら・・・?
>youbunさん
・・・何・・・だと・・・?
確かに継続的クロックの時点で悪く無い気がしてきました。この中レベルですが。