なぜアーキタイプドラフトをするか?

ドラフトは複雑なフォーマットだ。
一卓に出る336枚のカードはランダムで、二度として同じデッキを使うことはない。

しかしドラフトにも固定化された戦略はあり、それらはアーキタイプと呼ばれている。
特に最近発売されているパックはリミテッド環境を意識して作られていて、カード間のシナジーを意識したデッキを構築できないと勝ち抜けない。

一例としてギルド門侵犯のボロスというアーキタイプを見てみよう。
ボロスのキーワード能力である大隊は三体以上でのクリーチャーの攻撃にボーナスを与える。
このエキスパンションには大隊を持つクリーチャーが多く含まれているので、ボロスカラーでデッキを組む場合は必然的にこれを使うことになる。

なのでボロスを組む際にはクリーチャーを多くデッキに入れて大隊を達成しやすくすることでシナジーを意識した強いデッキが出来上がる。

ではそのためにはどうするか?
ボロスを目指す際にはクリーチャーを多く取るというピックの指針を立てればいい。ボロスではクリーチャーを展開し続けて相手にプレッシャーを与えることが優位に繋がるからだ。

単純だが、このことを知らないプレイヤーはピックの段階でハンデを背負う。上手くシナジーを活用するデッキを組めないからだ。
ただ闇雲に赤と白のカードをピックしていてもボロスデッキは出来上がる。しかし、カードとカードの横の繋がりを知らないとデッキをしての完成度は上がらない。

このような大まかな完成像をあらかじめ用意してピックすることが強いデッキを作り勝利へと近づく第一歩となる。

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