・より多くのアーキタイプを知る
前回(http://85872.diarynote.jp/201303201953291953/)なぜアーキタイプを意識してドラフトすべきかについて述べた。
今回はアーキタイプを多く知ることの意味について考える。
ピックが自分の知るアーキタイプによって規定される場合、その選択肢の幅は自分の知るアーキタイプの量と比例する。
ケーススタディとしてギルド門侵犯を1パック開けてみよう。
《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》
《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》
《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》
《旧き道の信奉者/Disciple of the Old Ways(GTC)》
《処刑人の一振り/Executioner’s Swing(GTC)》
《被害妄想/Paranoid Delusions(GTC)》
《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》
《死の接近/Death’s Approach(GTC)》
《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen(GTC)》
《空隠しの杖/Skyblinder Staff(GTC)》
《深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths(GTC)》
《正義の突撃/Righteous Charge(GTC)》
《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》
《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》
今まさにドラフトを開始し、この14枚から1枚をピックするとしよう。
このプレイヤーが仮にアーキタイプとしてボロスしか知らない場合、このプレイヤーは以下のカードしかピック対象にならない。
《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》
《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》
《空隠しの杖/Skyblinder Staff(GTC)》
《正義の突撃/Righteous Charge(GTC)》
《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》
《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》
なぜならこのプレイヤーは赤か白あるいは無色のカード以外はその使い方を知らないからだ。
しかし現実にこんなピックをするプレイヤーはまずいない(例外はある。決め打ちと呼ばれるピックがそれだ)。現実にはプレイヤーはもっと多くのアーキタイプを認識しているからだ。
このプレイヤーがボロスに加えてオルゾフというアーキタイプを知っているなら選択肢に以下のカードが加わる。
《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》
《処刑人の一振り/Executioner’s Swing(GTC)》
《死の接近/Death’s Approach(GTC)》
オルゾフは白黒のアーキタイプなので、このプレイヤーは新たに3枚の選択肢を得た。
ここに更にディミーア、シミック、グルールというアーキタイプを加えていくことでピックの幅は広がり選択肢が増えていく。
ではなぜ選択肢は増やすべきなのか?
ドラフトは限られた資源(パックから出る336枚のカード)を卓の8人で分配するゲームだ。
仮にこの卓の7人はボロスしかピックできず、1人だけがボロスに加えシミックを知っているとしよう。
この奇妙な卓で一番強いデッキを組めるのはシミックを知っているプレイヤーだ。なぜならシミックをピックするプレイヤーは他のプレイヤーがピックしない青と緑のカードを全て集められるから。
他のプレイヤーが赤と白のカードを取り合う中で、シミックカラーの青と緑のカードを独占すれば相対的にデッキは強くなる。そのプレイヤーのみが競争を避け、デッキのパーツを確保できるから。
特定の色のカードを独占することで、他のプレイヤーに対して優位を築くことが出来るというわけだ。
上記の例は極端な話だが、実際にドラフトピックで起こっていることはこの延直線上にある。
つまりアーキタイプを多く知るということはピックの選択肢を増やすことで競争を避け、強いパーツを集めやすくするということに繋がる。
前回(http://85872.diarynote.jp/201303201953291953/)なぜアーキタイプを意識してドラフトすべきかについて述べた。
今回はアーキタイプを多く知ることの意味について考える。
ピックが自分の知るアーキタイプによって規定される場合、その選択肢の幅は自分の知るアーキタイプの量と比例する。
ケーススタディとしてギルド門侵犯を1パック開けてみよう。
《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》
《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》
《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》
《旧き道の信奉者/Disciple of the Old Ways(GTC)》
《処刑人の一振り/Executioner’s Swing(GTC)》
《被害妄想/Paranoid Delusions(GTC)》
《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》
《死の接近/Death’s Approach(GTC)》
《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen(GTC)》
《空隠しの杖/Skyblinder Staff(GTC)》
《深みのマーフォーク/Merfolk of the Depths(GTC)》
《正義の突撃/Righteous Charge(GTC)》
《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》
《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》
今まさにドラフトを開始し、この14枚から1枚をピックするとしよう。
このプレイヤーが仮にアーキタイプとしてボロスしか知らない場合、このプレイヤーは以下のカードしかピック対象にならない。
《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》
《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》
《空隠しの杖/Skyblinder Staff(GTC)》
《正義の突撃/Righteous Charge(GTC)》
《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》
《軍勢の忠節者/Legion Loyalist(GTC)》
なぜならこのプレイヤーは赤か白あるいは無色のカード以外はその使い方を知らないからだ。
しかし現実にこんなピックをするプレイヤーはまずいない(例外はある。決め打ちと呼ばれるピックがそれだ)。現実にはプレイヤーはもっと多くのアーキタイプを認識しているからだ。
このプレイヤーがボロスに加えてオルゾフというアーキタイプを知っているなら選択肢に以下のカードが加わる。
《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》
《処刑人の一振り/Executioner’s Swing(GTC)》
《死の接近/Death’s Approach(GTC)》
オルゾフは白黒のアーキタイプなので、このプレイヤーは新たに3枚の選択肢を得た。
ここに更にディミーア、シミック、グルールというアーキタイプを加えていくことでピックの幅は広がり選択肢が増えていく。
ではなぜ選択肢は増やすべきなのか?
ドラフトは限られた資源(パックから出る336枚のカード)を卓の8人で分配するゲームだ。
仮にこの卓の7人はボロスしかピックできず、1人だけがボロスに加えシミックを知っているとしよう。
この奇妙な卓で一番強いデッキを組めるのはシミックを知っているプレイヤーだ。なぜならシミックをピックするプレイヤーは他のプレイヤーがピックしない青と緑のカードを全て集められるから。
他のプレイヤーが赤と白のカードを取り合う中で、シミックカラーの青と緑のカードを独占すれば相対的にデッキは強くなる。そのプレイヤーのみが競争を避け、デッキのパーツを確保できるから。
特定の色のカードを独占することで、他のプレイヤーに対して優位を築くことが出来るというわけだ。
上記の例は極端な話だが、実際にドラフトピックで起こっていることはこの延直線上にある。
つまりアーキタイプを多く知るということはピックの選択肢を増やすことで競争を避け、強いパーツを集めやすくするということに繋がる。
コメント
実際に気付いたときにはすでにピックしたカードがパワー高いからあきらめられずに色を変えられない。変えたとしても2パック目の逆周りの時に下がやっているかもしれない、などの不安の方が大きくなってしまうなどのジレンマに襲われます。
特にGTCドラフトは使えないカードがプールに多いので出遅れると本当に厳しいと感じています。
あるあるw
>無界さん
ギルドの見極めが難しいという点すごくわかります。
GTCはカード毎のパワー差が大きい上にパックの偏りが激しくてサインかどうかの判別が付きにくいです。
覚悟を決めて初志貫徹でいくことを迫られてるんですよね。