マジックのセンスという言葉を耳にします。

「センス」とは日本語でいうならば「才能」ということになるんですが、これは単に勝率を指すものではないでしょう。

例えばかの有名なジョン・フィンケルはマジックのセンスがあるかと言えば多分NOと答える人ばかりだと思います。
確率の知識を駆使するフィンケルはマジックを信じていません。あくまでも信じているのは数字です。
フィンケルにとってのマジックの実績は自分が信じた数字がたまたま良い目を出しただけのことです。

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さてここからが本題。
なぜ唐突にこんな話をしたかというとN村グルールなるドラフトテクを目の当たりにして衝撃を受けたからです。

N村さんというプレイヤーがいます。
私は最近になって交互リンクさせていただいたのですが、最近彼と共にドラフトの卓を囲うようになりました。むしろ順序としてはドラフトを共にしてからリンクするという流れでしたが、まあそれは置いておきます。

N村さんは独自の理論に基づき半ば決め打ち気味にグルールギルドを選ぶプレイヤーです。
彼のグルールは通常プレイヤーが考えるグルールというアーキタイプとは一線を画すもので、その構成は既存のモノとはあまりにかけ離れていて本当にちゃんと勝てるのか信じがたいものでした。

しかしそんな私の考えはお構いナシにN村さんは独自のグルールによって高い勝率を維持し続けました。


「なぜN村さんのグルールは勝てるのか?」


そこで改めてこのグルールがなぜ勝てているのかをファミレスで検討し合った結果、ガラリと様変わりしたドラフト環境の特性を非常に上手く捉えたモノであるということが判明しました。
今やこの勝ち続けるグルールはN村グルールとしてコミュニティ内ではブランド化されています。

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ここで話は冒頭のマジックのセンスの話に戻ります。

マジックのセンスは「環境を他人より早く理解する能力」のことだと私は思います。
誰もが思いつかないような、今までの常識が通用しないような、そんな戦略を一人で組みたてられる能力。

N村さんのグルールを見てまさにこれがマジックのセンスだと感じました。

N村さんはいつも私が共にドラフトをしているコミュニティに最近になって加わった方ですが、本当にいい刺激を受けましたし嬉しい限りです。

改めてドラフトってすごいなあと思わずにはいられませんでした。

コメント

listener
2013年5月13日22:43

で、N村グルールはどこで公開されますか?(wktk

bun
2013年5月13日22:51

あ。俺もそれ知りたい。

いぜっと@オルゾフ組
2013年5月14日22:42

>listenerさん、bunさん
私のほうではなんとも・・・。
情報共有してるコミュニティ内でプロツアー行く人がいるので、とりあえずプロツアー明けまではお預けかな?

いぜっと@オルゾフ組
2013年5月14日22:46

と書いていたらすれ違いでN村さんのDNで公開されていましたw
要点がわかりやすくまとめてあるのでご覧ください。

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