現実でもMOでも結構テーロスドラフトをやっておるのですが、なんとも釈然としない思いに狩られることが多く感じております。
その理由なんですが、 強いと思ったデッキであっさり一没したかと思えばクソデッキで2-0スプリットまでもっていけたりするから。

どんなに強いデッキを使っても事故負けすることはあります。マジックですからね。
テーロスの場合は普通に回っているのに負けるという展開が他の環境に比べて多いと感じます。

テーロスは高速から低速まで満遍なくアーキタイプが存在します。
高速で言えば赤白人間ビートや赤黒ミノタウロス、中速ならネシアンのアスプを軸にした青緑や黒緑、低速なら信心シナジーを利用した青黒があります。

アーキタイプの多さは一見良さそうに見えますが、デッキの幅が広いということはそれだけ当たる相手の幅も広くなるってことです。
そうすると何が起こるかというと特定のアーキタイプには強いがその他のアーキタイプには弱いカードが出てくることに。

ここではファリカの療法と骨読みという代表例を二つ挙げます。

ファリカは対高速ビートに対して強力なカードです。序盤に出てくるほとんどのクロックを捌け、文字通り延命のためのライフまで提供してくれます。例えば赤白人間ビートの天馬の乗り手がこれに当たります。

しかしこのカードは低速デッキに対してはあまり有効ではありません。低速デッキの軽いクリーチャーは壁役として採用されるものが多くなるのでファリカの2点で倒せないか、あるいは倒せてもあまり旨みが無いからです。
蘇りし者の密集軍や波濤砕きのトリトンは最たる例ですね。2点ライフゲインもあまり嬉しくありません。

もう一つの骨読みにスポットを当ててみましょう。

このカードはテンポとライフを犠牲にアドバンテージを得るカードです。
つまり序盤にクロックを置いてくる相手ほど、このカードをプレイするリスクが高くなります。

例えばこちら後手として相手は旅する哲人、ミノタウルスの頭蓋断ちと展開してきたのに対してこちらが骨読みスタートを切ったとしましょう。この骨読みを打った時点ですでにライフは12で次ターンに8になるのは目に見えています。既に危険域です。

しかしこの骨読みスタートも相手が青黒の低速デッキなら話は別。2ターン目に前兆語りを置いて3ターン目にそのまま返してきた相手になら余裕で骨読みできますね。

ファリカと骨読みは一例ですが他にも対戦相手のアーキタイプによっって評価が著しく変わるカードが多いのがテーロス。
一口の草毒という重量除去は高速展開してくる相手にはあまりうれしくありませんが、緑のデカブツを大量にプレイするデッキに対してはデッキに2枚でも入れたくなります。

これらほとんどのコモンカードがAというアーキには強いがBにはそこそこ、Cには弱いといったバランスで構成されるので綺麗にまとまった一見強そうなデッキほど弱点は明確だったりするわけです。
なのでデッキの強さはあまり気にしないほうがいいのかなと。

逆に言えば弱そうなデッキ組んだときも希望を持てるということでもあるので、ピック失敗したと思ってもめげずにやるといいことがあるかもw

コメント

Willow
2013年10月19日0:48

ケア厨には極めて厳しい環境なんで、諦めて流れてきた試練の色でデッキ決めたほうがいいと思う。
試練スライ決め打ちし始めてからチケ増える一方なんで。

無界さん
2013年10月19日1:38

ボロスに必要なパーツがわかってきたので、最近はボロスやってます。
ボロスは相手にそこまで関係なく回れば勝てる、回らなければ負けるといった感じです。
この環境のボロスはバットリ占術でテンポとドロー操作をして盤面を優位に進めやすく、相手を後手後手に回せるのが強みですね。

いぜっと@オルゾフ組
2013年10月19日12:22

>Willowさん
ケアし損になること多いですよねえ。
さすがに緑試練から緑は行きたくないですw

>無界さん
おっしゃる通りボロスのスペルには占術付きのものが多くてフラッドに強いと思います。
特に初動の遅い緑には強いですね。

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