JBTアーキタイプ紹介:白黒除去コン
2014年5月25日 Magic:the GatheringJBTドラフトでの有力アーキタイプについてご紹介。
アーキタイプ名:白黒除去コン
サンプルデッキ(MO8-4卓3-0)
・デッキ解説
このアーキタイプはJOU登場にて大幅に進化しました。
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》、《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》、《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》、《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》といったコモン軽量除去の登場が大きく影響しています。
このアーキタイプに必要な構成要素は以下の3つ
・除去
・確実性の高いクロック
・アドバンテージを得るカード
各構成要素についてJOUでの注目カード、及びTHS,BNGでの再評価カードについて触れます。
・除去
JOUの白と黒の除去は使いやすいものが揃っています。除去と呼べそうなものを一通り並べると以下のようになります。
白
C《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》
C(《抑圧的な光線/Oppressive Rays(JOU)》)
U《復仇/Reprisal(ME2)》
U《払拭の光/Banishing Light(JOU)》
黒
C《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
C《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
C《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》
U《悪意ある一撃/Spiteful Blow(JOU)》
U《悪夢のような末路/Nightmarish End(JOU)》
やたらと重かったBNG以前の除去と比べると、コモン除去のマナコストの軽さは魅力です。
エンチャントでない生物に対しては《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》は平和な心のような働きをします。特に緑の地上ファッティ生物に対して強力。
平和な心と異なりブロッカーとして残ってしまうデメリットがありますがそこは白黒のフライヤーや攻撃に頼らないクロック(後述)を利用し無視しましょう。
アンコモン以上の除去は確実性の高い除去が揃っているので、こちらも遭遇できたら拾っておきましょう。
THSで評価すべきカードは《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》。
書いてあることは強いが色が弱いというカードでしたが、色がアーキタイプとして成立するようになった今、そのポテンシャルはいかんなく発揮することが可能です。
BNGでは《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》に注目しましょう。
除去でありエンチャントであるという特性は星座との相性が良いです。
安く流れてくることの多い《グリフィンの夢掴み/Griffin Dreamfinder(BNG)》との相性も良く、《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》と合わせこのアーキタイプならではのシナジーとも言えます。
・確実性の高いクロック
このアーキタイプで重要なのは単純なパワーではなく、いかに確実にクロックを刻めるかという点です。
《厳かな守護者/Grim Guardian(JOU)》や前述の《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》は直接本体を狙いにいくクロックなので妨害されにくい上、その高いタフネスを活かしてブロッカーとして重宝します。
これらタフネス4を突破してくるような生物に対しては除去で対応しましょう。
《オレスコスの速爪/Oreskos Swiftclaw(JOU)》や《散兵の精鋭/Elite Skirmisher(BNG)》といったクリーチャーはそこまで重要ではありません。
もちろんデッキに入るのは間違いないのですが、これらはよりアグロ寄りのアーキタイプにて使用するのが適切でしょう。
飛行クリーチャーも確実性の高いクロックです。
《警備隊の鷲/Eagle of the Watch(JOU)》、《補給線の鶴/Supply-Line Cranes(JOU)》は単体でのスペックが高く他のアーキタイプでも通用する潰しの効くカードなので早めのピックをしておきましょう。
《戦慄運びのランパード/Dreadbringer Lampads(JOU)》もこのアーキタイプの戦略と合致したカード。黒の威嚇はあまり止まりません。
結構安く流れてくるので上記フライヤーが取れていない場合や、他に星座能力持ちがたくさんいるときは採用に値します。
THSで評価すべきカードは《血集りのハーピー/Blood-Toll Harpy(THS)》。
3マナでパワーが2あるフライヤーは黒コモンではこれぐらいしかありませんが、結構流れやすい一枚なので重宝します。
BNGでは《ティマレットの召使い/Servant of Tymaret(BNG)》はデッキに一枚欲しいカード。
除去により道を開けられるのであれば2点クロックとライフゲインを同時にこなしますし、再生能力により地上クロックの処理も同時に兼ねます。
・アドバンテージを得るカード
直接的にここにカテゴライズできるカードは《骨読み/Read the Bones(THS)》ぐらいしかありません。
しかし、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》や《フィ
ナックスの信奉者/Disciple of Phenax(THS)》はスペルにクリーチャーが付いてくると考えればアドバンテージを稼いでいるのと同義。
《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》や《厳かな守護者/Grim Guardian(JOU)》もブロッカーとクロックの二役をこなすという点においてはある意味アドバンテージを稼いでいるとも言えます。
要は除去によって長引いたゲームを有利に持っていくカード全般のことです。
相手の生物を捌いたのはいいけれどその後の勝ち手段が無い、となっては意味がないので長期戦時に強いカードは入れておきましょう。
裏テク的なカードですが、BNGの《血占術/Sanguimancy(BNG)》は頭に入れておいたほうがいいでしょう。
ほぼ確実に一周してくる系のアーキタイプとタイミングを選ぶカードですが、壁を用意しやすくライフゲイン手段の豊富なこのカラーリングならば使える機会はあります。
アーキタイプ名:白黒除去コン
サンプルデッキ(MO8-4卓3-0)
1《ファリカに選ばれしもの/Pharika’s Chosen(JOU)》
1《死の国の造幣工/Underworld Coinsmith(JOU)》
1《血に狂った重装歩兵/Bloodcrazed Hoplite(JOU)》
1《ニクス生まれの幻霊/Nyxborn Eidolon(BNG)》
1《アクロスの空護衛/Akroan Skyguard(BNG)》
2《厳かな守護者/Grim Guardian(JOU)》
1《ティマレットの召使い/Servant of Tymaret(BNG)》
1《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》
1《血集りのハーピー/Blood-Toll Harpy(THS)》
1《強欲なハーピー/Insatiable Harpy(THS)》
1《フィナックスの信奉者/Disciple of Phenax(THS)》
1《エレボスの使者/Erebos’s Emissary(THS)》
1《死の国の歩哨/Sentry of the Underworld(THS)》
1《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》
1《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
1《骨読み/Read the Bones(THS)》
1《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》
1《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》
1《窒息死/Asphyxiate(BNG)》
1《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》
1《神聖なる評決/Divine Verdict(THS)》
1《一口の草毒/Sip of Hemlock(THS)》
9《沼/Swamp(THS)》
8《平地/Plains(THS)》
・デッキ解説
このアーキタイプはJOU登場にて大幅に進化しました。
《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》、《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》、《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》、《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》といったコモン軽量除去の登場が大きく影響しています。
このアーキタイプに必要な構成要素は以下の3つ
・除去
・確実性の高いクロック
・アドバンテージを得るカード
各構成要素についてJOUでの注目カード、及びTHS,BNGでの再評価カードについて触れます。
・除去
JOUの白と黒の除去は使いやすいものが揃っています。除去と呼べそうなものを一通り並べると以下のようになります。
白
C《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》
C(《抑圧的な光線/Oppressive Rays(JOU)》)
U《復仇/Reprisal(ME2)》
U《払拭の光/Banishing Light(JOU)》
黒
C《闇への投入/Cast into Darkness(JOU)》
C《夢の饗宴/Feast of Dreams(JOU)》
C《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》
U《悪意ある一撃/Spiteful Blow(JOU)》
U《悪夢のような末路/Nightmarish End(JOU)》
やたらと重かったBNG以前の除去と比べると、コモン除去のマナコストの軽さは魅力です。
エンチャントでない生物に対しては《ニクスの武装/Armament of Nyx(JOU)》は平和な心のような働きをします。特に緑の地上ファッティ生物に対して強力。
平和な心と異なりブロッカーとして残ってしまうデメリットがありますがそこは白黒のフライヤーや攻撃に頼らないクロック(後述)を利用し無視しましょう。
アンコモン以上の除去は確実性の高い除去が揃っているので、こちらも遭遇できたら拾っておきましょう。
THSで評価すべきカードは《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》。
書いてあることは強いが色が弱いというカードでしたが、色がアーキタイプとして成立するようになった今、そのポテンシャルはいかんなく発揮することが可能です。
BNGでは《死の国の重み/Weight of the Underworld(BNG)》に注目しましょう。
除去でありエンチャントであるという特性は星座との相性が良いです。
安く流れてくることの多い《グリフィンの夢掴み/Griffin Dreamfinder(BNG)》との相性も良く、《ニクスの注入/Nyx Infusion(JOU)》と合わせこのアーキタイプならではのシナジーとも言えます。
・確実性の高いクロック
このアーキタイプで重要なのは単純なパワーではなく、いかに確実にクロックを刻めるかという点です。
《厳かな守護者/Grim Guardian(JOU)》や前述の《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》は直接本体を狙いにいくクロックなので妨害されにくい上、その高いタフネスを活かしてブロッカーとして重宝します。
これらタフネス4を突破してくるような生物に対しては除去で対応しましょう。
《オレスコスの速爪/Oreskos Swiftclaw(JOU)》や《散兵の精鋭/Elite Skirmisher(BNG)》といったクリーチャーはそこまで重要ではありません。
もちろんデッキに入るのは間違いないのですが、これらはよりアグロ寄りのアーキタイプにて使用するのが適切でしょう。
飛行クリーチャーも確実性の高いクロックです。
《警備隊の鷲/Eagle of the Watch(JOU)》、《補給線の鶴/Supply-Line Cranes(JOU)》は単体でのスペックが高く他のアーキタイプでも通用する潰しの効くカードなので早めのピックをしておきましょう。
《戦慄運びのランパード/Dreadbringer Lampads(JOU)》もこのアーキタイプの戦略と合致したカード。黒の威嚇はあまり止まりません。
結構安く流れてくるので上記フライヤーが取れていない場合や、他に星座能力持ちがたくさんいるときは採用に値します。
THSで評価すべきカードは《血集りのハーピー/Blood-Toll Harpy(THS)》。
3マナでパワーが2あるフライヤーは黒コモンではこれぐらいしかありませんが、結構流れやすい一枚なので重宝します。
BNGでは《ティマレットの召使い/Servant of Tymaret(BNG)》はデッキに一枚欲しいカード。
除去により道を開けられるのであれば2点クロックとライフゲインを同時にこなしますし、再生能力により地上クロックの処理も同時に兼ねます。
・アドバンテージを得るカード
直接的にここにカテゴライズできるカードは《骨読み/Read the Bones(THS)》ぐらいしかありません。
しかし、《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel(THS)》や《フィ
ナックスの信奉者/Disciple of Phenax(THS)》はスペルにクリーチャーが付いてくると考えればアドバンテージを稼いでいるのと同義。
《エイスリオスの学者/Scholar of Athreos(THS)》や《厳かな守護者/Grim Guardian(JOU)》もブロッカーとクロックの二役をこなすという点においてはある意味アドバンテージを稼いでいるとも言えます。
要は除去によって長引いたゲームを有利に持っていくカード全般のことです。
相手の生物を捌いたのはいいけれどその後の勝ち手段が無い、となっては意味がないので長期戦時に強いカードは入れておきましょう。
裏テク的なカードですが、BNGの《血占術/Sanguimancy(BNG)》は頭に入れておいたほうがいいでしょう。
ほぼ確実に一周してくる系のアーキタイプとタイミングを選ぶカードですが、壁を用意しやすくライフゲイン手段の豊富なこのカラーリングならば使える機会はあります。
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