ORIドラフトのアーキタイプ考察その2
ORIドラフトのアーキタイプ考察その2
ドラフトアーキタイプ解説続き。
今回は対抗色。

・白黒

中々悪くないアーキタイプ。

エンチャントを軸としたシナジー色が強い中速アーキタイプで、キーカードはしっかり抑えておく必要がある。

《荒廃唱え/Blightcaster(ORI)》、《族霊導きの鹿羚羊/Totem-Guide Hartebeest(ORI)》はこのアーキタイプにとって重要なカード。
基本的にはコモンの《抑制する縛め/Suppression Bonds(ORI)》や《秘儀術師の掌握/Grasp of the Hieromancer(ORI)》といったカードが取れているときに上記のカードが流れてくればこのアーキに入るといった形を取ることになる。

コモンでは《オーラ術師/Auramancer(ORI)》、《死の国の重み/Weight of the Underworld(ORI)》の組み合わせが定番だが、どちらも単品でのカードパワー自体は低いため流れてきたらつまむというピックで問題ないだろう。

多色アンコ《血に呪われた騎士/Blood-Cursed Knight(ORI)》もまさにこのアーキタイプのためのカードであり、きちんと住み分けできていれば遅い順目でのピックも可能だろう。

・黒緑

これも悪くないアーキタイプ。

クリーチャーを展開しじっくり盤面を固めつつ、ファッティにつなげるのが基本の形。

《エルフの幻想家/Elvish Visionary(ORI)》、《異臭のインプ/Fetid Imp(ORI)》、《死橋のシャーマン/Deadbridge Shaman(ORI)》、《絡み爪のイトグモ/Hitchclaw Recluse(ORI)》などで序盤をいなし、《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger(ORI)》へつなげる。

《骨読み/Read the Bones(ORI)》や《ラノワールの共感者/Llanowar Empath(ORI)》によってアドバンテージを稼ぎやすいのが魅力のカラーなので、あまり速攻に寄せないほうが色の良さをいかせるはず。
ところどころエルフシナジーがあるがロードはレアにいるのみでそこまでエルフに寄せるうまみも無いため、素直に強力なカードをピックしたほうがいいと思われる。

・緑青

避けるべきアーキタイプ。というかアーキタイプと呼べそうなカラーリングですらないレベル。

他カラーと比べてシナジーが薄く、単体で強いカードも少ないため魅力に欠ける。
かみ合っているとすれば《層雲歩み/Stratus Walk(ORI)》で緑ファッティを飛ばすといった戦略ぐらいで、特に目を見張るものがない。

アンコモン多色《跳ねる混成体/Bounding Krasis(ORI)》はスペックは良いのだが、いかんせん地味。

・青赤

あまり狙うべきでないアーキ。

飛行機械を使用したアーキタイプになるのだが、飛行機械を出すカードのスペックが普通に高いせいで他アーキタイプに摘まれてしまう可能性が高いためあまりパーツが集まらない。

《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid(ORI)》や《工匠の天啓/Artificer’s Epiphany(ORI)》など面白いカードもあるにはあるが、上記の理由により非常に機能させにくい。

もちろん組めれば強いアーキなのは間違いないのだが、このアーキがまともに組める卓というのが今のところ想像できない。

多色アンコ《隠棲した工匠/Reclusive Artificer(ORI)》も機能すればかなりの強さを持つが、中々上手くいかないのが現実である。

・赤白

強アーキ。

たくさんのウィニークリーチャーと全体強化、除去さえあれば大体形になる所謂「潰しが利く」アーキタイプ。
基本的にこの色のオリジン低マナ域クリーチャーはほぼ全てがプレイアブルなので、よほどこの色が混雑していない限りは組めるだろう。
《突進するグリフィン/Charging Griffin(ORI)》がもっとも輝くのはこのアーキタイプ。

《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(ORI)》や《ギラプールの歯車造り/Ghirapur Gearcrafter(ORI)》からの《キテオンの戦術/Kytheon’s Tactics(ORI)》はコモンで成立するお手軽コンボ。

多色アンコ《イロアスの勇者/Iroas’s Champion(ORI)》は単品でも強力な上、《タイタンの力/Titan’s Strength(ORI)》や強化オーラと組み合わせることでお手軽フィニッシャーにもなる素晴らしいカードだ。

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