【KLDリミテッド】白が強そうな理由
2016年9月18日 Magic: The Gathering
カラデシュ フルスポイラー
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/kaladesh
全カードリストも出たカラデシュ。
リミテッド好きとして気になるカードは沢山あるのですが、その中でも今回は白に注目します。
・なぜ白なのか?
今回の白ですが、パッと見の印象としてわかりやすい強カラーの印象を受けます。
そう感じた理由としては主に以下の3つ。
理由その1:「点」でなく「面」で攻められる
基本的に、そのセットの代表キーワード能力というのは、そのリミテッド環境を定義する傾向にあります。最近だとオリジンの「高名」とか。
このエキスパンションの代表キーワード能力として「製造」があります。
製造持ちは1体のレシオに優れたクリーチャーか、2体(あるいはそれ以上)のクリーチャーに分けて展開するかを選ぶことができます。しかし普通のデッキでは後者を選ぶことはあまりないのではないでしょうか?
マジックのルールにおいて、防御側は1体のクリーチャーを複数ブロックできるのに対し、攻撃側は複数のクリーチャーで1体のブロッククリーチャーと戦闘できないからです。
つまり、攻めるにあたっては1体のサイズのあるクリーチャーが必要となるので、サイズを縮めて横に広げるメリットはあまり無いでしょう。
しかし、サイズは小さくても横に広げることにボーナスを与えるカードがあれば話は変わります。白に存在する《鼓舞する突撃/Inspired Charge》のことですね。
《鼓舞する突撃/Inspired Charge》系のカードは白の軽量クリーチャーや横に広げるカードが豊富なエキスパンション(M11や,M15の「清められた突撃」など)でその威力を発揮しますが、今回の「製造」という能力は明らかにマッチしています。
さらに、面で広げる戦略を咎めるカードが環境に少ないのも追い風です。
パッと見ですが、黒アンコの陳腐化ぐらいでしょう。
理由その2:航空戦力が相対的に優位
カラデシュのコモンクリーチャーを見ている限り、白は飛行クリーチャーが最も強力な色です。
2マナ1/2飛行+α、4マナ3/2飛行(もしくは2/1飛行+1/1)、5マナ3/4飛行の3種は質と量ともに十分。
また、飛行カラーである青が3マナ2/2が基本となっていること、緑の到達持ちが3マナ1/4(あるいは0/3+1/1)となってことから、コモン同士のぶつかり合いでは相打ち以上を取られにくいのが特徴です。
相打ちを取られにくい=膠着しやすいということであり、そうなれば《鼓舞する突撃/Inspired Charge》や除去を引くのを待つ展開になりやすいということ。
理由その3:生物のマナカーブと除去がかみ合っている
白のコモン除去は絶妙なタイミング(3点レンジストライク)、特権剥奪(3マナ平和なべ、搭乗も制限)の2種。どちらも軽く能動的に使いやすいため、アグレッシブなデッキでは重宝するでしょう。
アンコ以上では空鯨捕りの一撃、博覧会場の警備員の2種があり、これまた能動的に使える軽量除去であり、攻撃の道を開けるのに重宝しそうです。
小粒クリーチャーを狙うコモン除去、大物を狙うアンコ除去と役割がかぶっておらず、弱点を補いやすいのが良いところですね。
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というわけでカラデシュ発売前時点では、自分は白推しです。
近年のリミテッド環境はすごい速さで攻略が進んでいくので、発売後のメタゲーム展開にも目が離せません。
http://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/kaladesh
全カードリストも出たカラデシュ。
リミテッド好きとして気になるカードは沢山あるのですが、その中でも今回は白に注目します。
・なぜ白なのか?
今回の白ですが、パッと見の印象としてわかりやすい強カラーの印象を受けます。
そう感じた理由としては主に以下の3つ。
理由その1:「点」でなく「面」で攻められる
基本的に、そのセットの代表キーワード能力というのは、そのリミテッド環境を定義する傾向にあります。最近だとオリジンの「高名」とか。
このエキスパンションの代表キーワード能力として「製造」があります。
製造持ちは1体のレシオに優れたクリーチャーか、2体(あるいはそれ以上)のクリーチャーに分けて展開するかを選ぶことができます。しかし普通のデッキでは後者を選ぶことはあまりないのではないでしょうか?
マジックのルールにおいて、防御側は1体のクリーチャーを複数ブロックできるのに対し、攻撃側は複数のクリーチャーで1体のブロッククリーチャーと戦闘できないからです。
つまり、攻めるにあたっては1体のサイズのあるクリーチャーが必要となるので、サイズを縮めて横に広げるメリットはあまり無いでしょう。
しかし、サイズは小さくても横に広げることにボーナスを与えるカードがあれば話は変わります。白に存在する《鼓舞する突撃/Inspired Charge》のことですね。
《鼓舞する突撃/Inspired Charge》系のカードは白の軽量クリーチャーや横に広げるカードが豊富なエキスパンション(M11や,M15の「清められた突撃」など)でその威力を発揮しますが、今回の「製造」という能力は明らかにマッチしています。
さらに、面で広げる戦略を咎めるカードが環境に少ないのも追い風です。
パッと見ですが、黒アンコの陳腐化ぐらいでしょう。
理由その2:航空戦力が相対的に優位
カラデシュのコモンクリーチャーを見ている限り、白は飛行クリーチャーが最も強力な色です。
2マナ1/2飛行+α、4マナ3/2飛行(もしくは2/1飛行+1/1)、5マナ3/4飛行の3種は質と量ともに十分。
また、飛行カラーである青が3マナ2/2が基本となっていること、緑の到達持ちが3マナ1/4(あるいは0/3+1/1)となってことから、コモン同士のぶつかり合いでは相打ち以上を取られにくいのが特徴です。
相打ちを取られにくい=膠着しやすいということであり、そうなれば《鼓舞する突撃/Inspired Charge》や除去を引くのを待つ展開になりやすいということ。
理由その3:生物のマナカーブと除去がかみ合っている
白のコモン除去は絶妙なタイミング(3点レンジストライク)、特権剥奪(3マナ平和なべ、搭乗も制限)の2種。どちらも軽く能動的に使いやすいため、アグレッシブなデッキでは重宝するでしょう。
アンコ以上では空鯨捕りの一撃、博覧会場の警備員の2種があり、これまた能動的に使える軽量除去であり、攻撃の道を開けるのに重宝しそうです。
小粒クリーチャーを狙うコモン除去、大物を狙うアンコ除去と役割がかぶっておらず、弱点を補いやすいのが良いところですね。
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というわけでカラデシュ発売前時点では、自分は白推しです。
近年のリミテッド環境はすごい速さで攻略が進んでいくので、発売後のメタゲーム展開にも目が離せません。
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